BRAND-NEW SCOOP
人気急上昇のショコラティエが贈る
夏限定のスイーツフェア
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Text by Fukuko HAMADA
サプライズに満ちた
多彩なスイーツが勢ぞろい
ショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ」は世界中のショコラ好きが注目する一大イベント。東京でも毎年開催され、話題を呼んでいますが、なかでもフランスのM.O.F.(フランス最優秀職人賞)ショコラティエ、クリスチャン・カンプリーニさんは、2010年から3年連続で、出店・来日し、日本でも人気上昇中。今、最も注目すべきショコラティエのひとりです。
ハイアット リージェンシー 東京の「カフェ」では、同氏を招へいし、「カンプリーニ スイーツ フェア」を2012年8月31日まで開催中。フェアに際し、来日したカンプリーニさんに、お話をうかがうことができました。魅力的なスイーツとともに、ご紹介します。
--夏に来日されるのは初めてということですが。
はい。もう10回以上も来日していますが、夏は初めてです。日本の夏は、高温多湿と聞いていましたが、プロヴァンスの夏も、とても暑いのです。ですから、爽やかな柑橘系の香りや酸味のあるスイーツが好まれます。今回のフェアでは、低脂肪のクリームやミルクを使用し、素材の甘さを生かして砂糖を控えめにするなど、さらに“軽さ”をプラスしたお菓子を作り上げました。
--まさに、日本女性のためのスイーツですね。
そうですね。日本のサロン・デュ・ショコラなどを通して、日本の女性がスイーツに求めるものが、
1.プティポーションで、いろいろなものを味わいたい。
2.酸味のきいたものも好まれる。
3.仕上げの美しさにもこだわりがある。
ということを感じていたので、今回も、目と舌の両方で楽しめる(驚きも含めて)、さまざまなお菓子をご用意しました。また、軽いものだけでなく、私の住んでいる、ヴァルボンヌの郷土菓子をもとにした「タルト ヴァルボンヌ」など、定番のスペシャリテもありますから、ぜひ味わっていただきたと思います。
--ヴァルボンヌといえば、今年の4月にショップをオープンされたそうですね。
私は、レストランのパティシエを長く勤めておりましたが、今まで、コートダジュール、モナコなど、南仏を離れて仕事をしたことはありません。ヴァルボンヌは、小さな村ですが、ヨーロッパでは知られた別荘地で、保養施設などもあり、ハイエンドな方々も多く訪れます。ショップは、プロヴァンスらしい、石畳の坂の一角にある、築150年の商店を改装しました。景観保存地区だったこともあり、改装は、かなり難しいものでしたが、昔のお菓子屋さんを思わせるような外観、そして、店内はコンテンポラリーな雰囲気に仕上がっています。店は自分のエスプリを表現する場所です。今回のフェアには出していない、トラディショナルなレシピやモダンなスイーツもありますので、ぜひ一度、いらしてください(笑)。