BRAND-NEW SCOOP
海外初出店! ミラノで愛され続ける
老舗ジェラート店がオープン
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Text by Jun OKAMOTO
創業以来、職人の味を守り続ける
伝統製法のジェラート
ジェラートのおいしさには特別なものがあります。
舌触りはなめらか、コクがあってフルーツの味が濃厚。乳脂肪分がアイスクリームほどないので後味はすっきり。まさに、大人の夏のデザートです。
ジェラートの本場はイタリア。そのなかでもジェラート専門店のパイオニアとして知られるのが、ミラノの高級住宅街にある「ジェラテリア マルゲラ」です。
マルゲラのオーナーは、ジェラート職人でもあるフランコ・プラヴェットーニ氏。フランコの両親の経営するバールのジェラートから着想を得て“Gelateria Artigianale(手仕事の、職人のという意味)”として店をスタートさせ、伝統的な製法で本物のジェラートの味を追求しています。
ミラノにある本店。レトラポッブな外観がかわいい(左)。オーナーのフランコ・プラヴェットーニ氏(右)
1979年の創業当時、ジェラートはテーブルに座って食べるのが主流だったといいます。その時代に、ジェラート専門店という新しいジャンルを切り開いたのがフランコ氏。以来、品質の高さが評判となり、旬の新鮮な食材を使ったヘルシーなジェラートとして、ミラノで愛されてきました。今では、多いときは1日に3000人が訪れるというミラノきっての人気店に。週末には店の前に行列ができることから、“マルゲラ渋滞”などと呼ばれているそうです。
作りたてのジェラートや果物などを使った「ドポチェーナ」というパフェのほか、より気軽にジェラートを食べて欲しいというフランコ氏の想いから生まれた「ビスコッティ」など、楽しいメニューが揃っています。
ドポチェーナは、プチケーキ感覚のパフェ。
ふんわり柔らかいできたてのジェラートと、
新鮮なフルーツや特製ソースなどが一体となっている。
2011年に誕生したビスコッティ。
子供の頃によく食べたビスケットアイスをアレンジしたもの。
ジェラートをより気軽に楽しんで欲しいというフランコ氏の思いから生まれた。