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脱・家族「写真」。これからは
3D「フィギュア」で残す時代に
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Text by Riuko HARAGUCHI
ますます注目の3Dプリンタ。
その技術を身近に感じる新サービスが登場
2013年2月に行われた一般教書演説のなか、「3Dプリンタが製造業復活の切り札になる」と名言した米国・オバマ大統領。米国内での普及に積極的な姿勢を見せるとともに、これを起爆剤として、日本でも3Dプリンタに急速に注目が集まっています。
そもそも3Dプリンタとは、3DのCAD(コンピュータの設計支援ツール)やCGデータを元にして、立体物を出力するためのデバイス。これまでは、医療現場における人口骨の成型や工業製品の試作品製作といった、主にプロフェッショナルな専門分野で活用されていましたが、最近では個人向けモデルも登場、スマホケースやアクセサリー製作など、家庭用3Dプリンタでのモノ作りを楽しむ人も増えてきました。
とはいえ、まだまだその価格は普及レベルにはなく、さらに出力のためには元となる3Dデータが必要のため、我々一般消費者としては、なかなかその恩恵が実感しにくいというのが現状でした。
そんななか、この3Dプリンタを利用し、一般にも身近でユニークなサービスを行っている会社があるとのこと! そんな話を聞いて訪れたのが、青山にある3D専門スタジオ「青山3Dサロン」です。
▲3Dプリンタ技術を活用すれば、こんなリアルな自分のミニチュアが簡単にできる?
常設スタジオは日本初。
3Dフィギュアの撮影サロンが青山にオープン
「思い出を3Dで残す」。そんな画期的コンセプトで、オープンした同サロン。ここでは、前述の3Dプリンタ技術を駆使し、自分の今の姿をフィギュアでリアルに再現するというサービスを提供しています。常設スタジオとしては日本初の試みとか。
「これまで3Dプリンタというと企業向けのもの、というイメージが強かったんですが、その技術を使って個人向けに、何か人の心に残るような、面白いことができないかと考えたのが始まりです」そう話すのは、同サロンの平等之博さん。
「入学式や結婚記念、妊娠の時の姿を残したいという方や、プロボーズのシーンをそのまま再現してフィギュアを作りたい、という方もいらっしゃいました。写真だと2D、平面ですが、フィギュアだと360度どの角度からも姿を見渡せるので、“自分ってこんなに猫背だったんだ…”なんて気付きがあるなど、新鮮な発見も多いんです。いきなり当スタジオに連れてこられたと思ったら、実はプレゼント用の撮影だった…なんていうこともありました」
▲3Dなので、正面はもちろん、横や後ろの角度からも“自分”が見える。
入学式の記念写真も今後は3Dで残すのが当たり前に?
▲自分の分身にビックリ! 洋服のシワやバッグの質感も見事に再現されている