BRAND-NEW SCOOP
醸造所を眺めるダイニングで
未知のクラフトビール体験を
【代官山】
世界的にクラフトビールの人気が高まり、ヨーロッパやアメリカでも一大ムーブメントになっています。そして、東京にもクラフトビールの専門店が続々オープン。中でも、その場で作られたクラフトビールが味わえる、醸造所とレストランが一緒になったブルワリーレストランに注目です!
キリンビールが手がけた
ブルワリーレストランがオープン
ビールがおいしい季節です!
ここのところ東京には、眺めのいいテラスでビールが楽しめるお店が増えてきました。
そのひとつ、代官山の「LOG ROAD DAIKANYAMA」にオープンした
「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO(スプリングバレーブルワリー東京)」は、醸造所を併設したブルワリーレストランです。
ここで扱うのは、今や世界的なブームとなっているクラフトビール。
小規模な醸造所、いわゆるマイクロブルワリーから生まれるクラフトビールとは、
素材にこだわり、ビール職人がさまざまなイメージを膨らませて造る高品質なビールの総称です。
「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」では、通年を通して飲める6種類のビールのほか、限定品のビール、その日・この場でしか飲めない実験的なビールがあることも。
そのどれもに造り手の名前が公開されているのもクラフトビールならではのこと。
十数人いるというビールのレシピを作る造り手の背景は実に様々で、
例えば、麦芽の研究者だという「Afterdark」の造り手は、ビールの中で麦芽の個性を極めています。
ドイツ留学の経験がある「COPELAND」の造り手は、ピルスナーにこだわったビール造りをしているそう。こんなふうに造り手の強みを生かしたビールが生み出されているのです。
また、実際に店内にいる造り手から話を聞くことができるのもお楽しみ。将来的には、「こんなビールが飲みたい」というゲストのリクエストから、ビールのレシピが生まれるかもしれません。
興味深いのはカスタマイズビール体験です。これはオリジナルの高機能サーバー「ビアインフューザー」を使って、その場でビールに風味をつけられるというものです。
現在は日替わりでおすすめとして提供していますが、ゆくゆくはリクエストで風味をつけることができるようになるとか。
セミナーや7月からスタートするブルワリーツアーなどもあり、単純にビールと料理を楽しむだけでなく、ビール文化の発信基地としての役割を担っています。
意外な発見がある
クラフトビールと料理の相性
それぞれに違う個性を持つ「SPRING VALLEY BREWERY」のクラフトビールですが、
ブランドの特徴は飲みやすいバランスのよさ。
「クラフトビールというと個性が尖ったもののように思われますが、多くの方に楽しんでいただきたいので、飲みやすさをひとつの基準にしています」というのはマーケティングマネージャーの吉野桜子さん。
例えば、苦みが強いものは甘みも強くするなど、全体にバランスを整えているので、飲みあきせず、食事に合うビールに仕上がっています。
メニューは素材をシンプルに料理したものがメイン。それぞれのビールとそれに合わせた6 種類のおつまみが楽しめる「ペアリングセット」もあるので、ビールの個性の違いを味わってみるのもいいかも。
実はビールと料理のマッチングも聞いてみると意外性があって楽しいのです。
ラズベリー果汁を加えて造った「JAZZBERRY」は、例えて言えばロゼのスパークリングのような飲み心地で、フルーツビールでありながら、意外にもグリルした肉類によく合います。上質な苦みを持つ「Afterdark」は、自慢のチョコレートケーキと相性ぴったり。
絶妙なマッチングのポイントは、オーダーの時にぜひ聞いてみて!
店のテーマは、「ビア・サプライズ(驚きのビール体験)」。
おいしいビールを飲みながら、今まで知らなかったビールの世界を体験できます。
SPRING VALLEY BREWERY TOKYO
スプリングバレーブルワリー東京
住所: 東京都渋谷区代官山町13-1 LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)内
電話:03-6416-4960
営業時間: 8:00~24:00(LO22:30) 日曜・祝日 8:00~22:00(LO21:00)
※テラス席は21:00 まで
定休日:無休
席数:215席
http://www.springvalleybrewery.jp
(取材&文・岡本ジュン)
※掲載価格は税込価格です(2015年5月現在)