BRAND-NEW SCOOP

2014.12.26

かけがえのない人との大切な記念日のために
何十年もかけて熟成するワインを持つ喜び

年末年始はワインで乾杯、という機会も多いと思います。そんななか、ワイン好きの間で注目を集めているのが、温湿度の管理が難しいワインの保管・管理をプロに任せるサービス。その最新事情をご紹介します。

 

20年後の記念日に飲む

特別なワインを持ちたい

 

記念日にワインを飲みたい、それも特別の1本を。

10年後の結婚記念日、子供の二十歳の誕生日など、大切な日に備えて特別な1本を購入し、熟成させておけたらいいのに……。

そんな願いをかなえてくれるサービスがついに登場しました。

 

レストランやワイン愛好家が安心してワインを預ける、ワイン保管のプロフェッショナルといえば寺田倉庫。そのノウハウを生かした新サービスが「T-Cave」です。これは、長期熟成に適した最高品質のワインと保管環境とセットで販売するというもの。

2014年12月にスタートしたばかりながら、こんなサービスが欲しかった! と、早くも話題になっています。

 

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利用者はまず、開栓したい年に合わせて10年保管コース(60,000円〜※ワインの料金により異なる)または20 年保管コース(90,000円〜)を選択。それぞれの熟成期間に合わせて寺田倉庫のソムリエが用意したワインの中から好み、の一本を選んで預ける仕組みで、ワインの熟成には興味があるけれど、どんなワインを選べばいいか分からない……という方も安心です。

 

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ワインを待つ時間を楽しむだけでなく

万が一のときにもワインを守る

 

もちろん、最高の熟成のための環境整備も万全。

 

ワインセラーは湿度が高いため、手入れを怠るとカビが生えてしまうことも少なくありません。特に長期間に及ぶワインの保管・管理は家庭ではなかなか難しいもの。そうした細かな温度管理やメンテナンスをすべて任せられるというのが、このサービスの最大のメリットです。

 

同社の30年以上にわたる温湿度管理のノウハウを生かして、セラー温度は、13~15℃、湿度60~80%を目安に管理され、ワイナリーの地下セラーに近い環境で熟成を促します。災害時などに停電が起きても、非常用の自家発電機を備えているので、最適な熟成環境を維持できるというのは心強いポイント。

 

しかも保管料は月額にならすと、1本260円ほど。

自宅セラーを購入する出費や管理の手間、そして質を考えれば、その優れたコストパフォーマンスに納得できることでしょう。

 

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さらに、自分が預けているワインをマイページで確認できるほか、メッセージを登録すると毎年の記念日に送られてくるグリーティングカードに追記されるので、一年ごとの気持ちを形に残すこともできます。

 

今後、写真をアップロードできる機能も追加される予定で、ワインを取り出す時にはアルバムが一緒に送られるようになるなど、思い出やこれまでの時間を改めて感じられるのもうれしいサービス。

 

10年後、20年後の開栓の日まで、いろいろな思いも共に熟成させられるというわけです。

 

ワイン保管の可能性を広げる

サービスが次々登場

 

一方、何十年も寝かせなくてもいいのだけれど、家のセラーにはもう入らない……、お歳暮でもらった高級ワインが複数あって置き場所に困っている……。そんな方には、1〜12本までのワインを箱単位で保管してくれる「minikura Wine MONO」のサービスが便利です。

 

これは、専用ボックスを取り寄せてその中に保管したいワインを入れて送るというシステム。後は倉庫側で最適な温湿度のもと、しっかりと保管してもらえます。

 

預けたワインはセラー内で撮影され、Web上で内容の管理ができるほか、保管期間1年以上ならば取り出し時の送料も無料になります。さらに、ヤフオク! へも簡単に出品できるのも便利(月額750円)。写真の撮影が必要ない場合は、「minikura Wine HAKO」(月額630円)の利用がおすすめです。

 

今の時代にマッチしたサービスとして、こちらも利用価値が高そう。

 

(左)「minikura Wine」の専用ボックスには1箱12本までワインが入れられる。(右)「minikura Wine MONO」では、ワインの撮影代行のほか、専用Webページ上で、預けたワインのチェックも可能。

(左)「minikura Wine」の専用ボックスには1箱12本までワインが入れられる。(右)「minikura Wine MONO」では、ワインの撮影代行のほか、専用Webページ上で、預けたワインのチェックも可能。

 

また、所有するワインが100本以上という愛好家には、「寺田倉庫」のワインセラーサービスがぴったり。こちらでは1,200本以上収納できるウォークインタイプのワインセラー(月額50,000円~)や、約100~600本納できるロッカータイプのセラー(月額4,000円~)での保管が可能です。

 

(左)品川と都築新石川にあるウォークタイプのワインセラーは、温湿度や照度を自由に設定できるタイプも。(右)コンパクトながらしっかりワインの保管できるロッカータイプ。こちらは品川、都築新石川、二子玉川、世田谷代田の4ケ所。

(左)品川と都築新石川にあるウォークタイプのワインセラーは、温湿度や照度を自由に設定できるタイプも。(右)コンパクトながらしっかりワインの保管できるロッカータイプ。こちらは品川、都築新石川、二子玉川、世田谷代田の4ケ所。

 

自宅のセラーはすでにワインでいっぱいで、ワインを買い足したいけれどどうしようとか、年末年始のホームパーティでワインをたくさんストックしておきたい、など、ワインがより身近になってきているだけに、ワインとの付き合い方も変わってきています。

 

気軽にインターネットで購入したのはいいけれど、保管に困っているという方は、自分に合わせたストレージサービスを上手く使って、ワインの世界を広げてみてはどうでしょうか?

 

(取材&文・岡本ジュン)

 

問い合わせ

T-Cave     https://t-cave.com/

Minikura Wine  https://minikura.com/lineup/wine.html

寺田倉庫     http://www.terrada.co.jp/ja/service/wine/lineup/

 

※掲載価格は税別価格です(2014年12月現在)

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