丸の内スペシャルBRAND-NEW SCOOP

2014.04.16

[丸の内スペシャル]
GWの丸の内エリアで
気軽なクラシックのお祭りが開催!

2014年のゴールデンウィーク、東京国際フォーラムと丸の内、大手町、有楽町エリアでユニークな音楽祭が開催されます。それが“ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン”。中でも今年は10回目という節目にあたり、スペシャル企画も満載。GWの丸の内一帯をクラシック一色に染める一大イベント、その見どころをご紹介します。

 

フランス生まれの音楽祭

10回記念の今年は、10人の作曲家がテーマ

 

“ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2014”と題されたその音楽祭は、クラシックにまったく縁がなくても、誰もが楽しめるというのがテーマ。この音楽祭を企画したフランスのアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンは「一流の演奏を気軽に楽しんでいただき、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」と言います。

 

クラシックの敷居の高さを取り払ったイベント

 

クラシック音楽に興味はあるけど、どこか敷居が高いと思っていませんか? そんな人も気軽に参加できるのがこの音楽祭のいいところ。ひとつのコンサートが約45分間という手ごろな長さで、同時並行的にたくさんのコンサートが行われます。極端なことを言えば、もし退屈してしまったら別のコンサートへ移動というのも“あり”なのです(もちろん、チケット代はかかりますけど…)。

 

さらに、参加しやすい金額も魅力。有料コンサートは1,500円〜、東京国際フォーラム ホールAで5公演が見られる「1日パスポート券」のほか、「子ども割引」などもあるので家族で参加するのもおすすめ。「0歳からのコンサート」や日中のすべての公演に3歳から入場できるなど、小さい子どもがいても一緒に楽しめます。他にも、注目の若手からビッグネームまでをそろえた、クオリティの高い演奏者ラインナップも見逃せないところです。

 

2014年はスペシャルな10回目記念

 

2005年から東京にやってきた“ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン”は、2014年が記念すべき10回目。毎回テーマとなる作曲家を設定していますが、スペシャルヴァージョンの今回は「10人の作曲家たちが仲間を連れて10回目を祝うパーティに集まる」という趣向。これまでに音楽祭を彩った、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ブラームスなど10人の作曲家が登場します。さらにサプライズも予定されているなど、豪華な内容になっています。

 

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(C)TOKYO INTERNATIONAL FORUM CO., LTD.

 

▲2014年のイメージイラストは、「祝祭の日」に集う10人の作曲家が揃ったパーティ会場。モーツァルトはピアノの上で寛ぎ、ベートーヴェンがシャンパンを開けている。

 

見逃せないおすすめアーティストは誰?

 

たくさんの有名アーティストが参加するイベントなので、何を聴いたらいいの? と迷ってしまうのも当たり前。今年注目のアーティストは公式ホームページで「アーティストPICK-UP」として紹介されているので、そちらでじっくり検討するのもおすすめです。その中から、こちらでも少しご紹介しましょう。

 

まずは若手の注目株から。2011年に米国デビューした若いスターのひとりヨーゼフ・モーグ、同じくピアニストで、名だたるピアノ・コンクールの賞という賞をかっさらったレミ・ジュニエ、世界が期待するヴァイオリニストとして知られるセルゲ・ツィンマーマンなど、きらめく新星は要チェックです。

 

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▲左から、世界的ヴァイオリニストのフランク・ペーター・ツィンマーマンの息子であり、9歳の頃からオーケストラと共演しているセルゲ・ツィンマーマン。素晴らしいテクニックと繊細な表現力を持つレミ・ジュニエ、気品と深みのあるピアノを奏でるヨーゼフ・モーグ。

 

一方、若いトップソリストたちで構成される室内アンサンブル・プロジェクト「フォル・ジュルネ・カメラータ」はパリ音楽院の俊英揃いです。甘いマスクのフレンチジャズの貴公子トーマス・エンコやエレクトロニック・ミュージックのファンなら見逃せない電子音楽界の大物MURCOFなど、一部を取り上げただけでも、そのラインナップに興味津々です。

 

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▲左から、フォル・ジュルネ・カメラータ。今回はパリ音楽院の学生を中心にラ・フォル・ジュルネのために来日。2012年よりNYでも本格的に活躍するトーマス・エンコ、クラシック音楽と自然にとけこむ幻想的なサウンドを操るMURCOF。

 

音楽だけじゃない! ネオ屋台村でグルメを楽しもう

 

東京国際フォーラム名物といえば、地上広場に登場するキッチンカーの屋台村。タイ料理、シンガポール料理、インドカレー、中東料理のほか、フレンチや和食などバラエティ豊かな世界各国のメニューが様々に並びます。朝から晩まで楽しめる音楽祭なので、1日遊ぶためには食事も充実させたいもの。5月の爽やかな青空の下、気軽に味わえるグルメは楽しみのひとつです。

 

ラ・フォル・ジュルネって?

 

ラ・フォル・ジュルネは、1995年、フランス北西部の港町ナントで誕生しました。発案者はナント市芸術研究制作センターの芸術監督ルネ・マルタン。「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のネーミングは、ボーマルシェの戯曲「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)、あるいはフィガロの結婚」からつけられました。

 

毎年テーマとなる作曲家やジャンルを設定し、複数の会場で朝から晩までコンサートが繰り広げられています。1日中、音楽に浸ることができる音楽の祭典として、その人気は国外にも拡がり、ポルトガルのリスボン、スペイン、ブラジルなどでも大成功を収め、2005年に東京にも上陸しています。

 

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■ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2014

日程: 2014年5月3日(土)~5月5日(月)※前夜祭スペシャルイベント5月2日(金)
会場:東京国際フォーラム  東京都千代田区丸の内3-5-1
よみうりホール  東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館7F
よみうり大手町ホール 東京都千代田区大手町1-7-1
及び大手町・丸の内・有楽町エリア
公演数:約350公演(うち有料公演 約145公演)
問い合わせ:LFJ事務局 ・03-5221-9100(平日10:00~17:00)
HP:http://www.lfj.jp

(取材&文・岡本ジュン)

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