SUMAU BAKERY BANK
Gian Franco @用賀
オリーブグランデは、フォカッチャなのですが、カリカリの薄い物ではなく
高さのあるふわふわものが作りたい、ということでできた商品だそうです。
オリーブがゴロゴロ入っていて、得した気分になれる上に食べ応えがあります。
ワインのアテなどにも最適かと。
その一方で、オリーブ近辺は大人が食べて、上のふわふわのところは子供が食べる、というシェアのしかたも出来るかと思います(そんな需要があるのかどうかはナゾですが)。
店名のジャンフランコというのは、イタリアのパン職人さんの名前でもあります。
ジャンフランコ ファニョーラ氏のお店で、代々大事に育てられていたパネトーネ種をすべてのパンに使っているそうです。イタリアのお店と同じ配合で作っているパンと、日本オリジナルのパンが混在していますが、チャバタはイタリアのお店と同じ配合だそうです。
そのチャバタですが、私が初めて食べたのはパニーニ(サンドイッチ)としてでした。
スタッフさんが見つけて買い付けに行ったという、こだわりの国産生ハムを挟んだもので、とてもシンプルなのですが全てのバランスが良く、チャバタの味わいも感じられました。
粉のうま味が良く出ているということなのではないでしょうか。
今回写真はないですが、オリーブオイルの食パンというのもありまして、オリーブの風味が良くて、それだけでモリモリ食べてしまいます。
これもサンドイッチによく合うんじゃないかと、サンドイッチを作りたくなったらすかさず買おうと狙っているパンです。
そして、ノチ。いい名前です。ノチ。
クロワッサンの生地の上に、ザクザクザクザクくるみとアーモンドとかぼちゃの種が乗っていて、ハチミツシロップが甘みを加えています。
かぼちゃの種のスカッとした歯ごたえのなさが、逆にアクセントになっていてクセになる食感なのです。
その他、イタリアパンという枠にとらわれすぎず、日本人の好みにも合う魅力的なパンが並んでいます。
その中で、次につなげるチョコレートのパン!
ドーディチ(イタリア語で12の意)と読みます。ドーディチブッロチョコラータ。
フランスパンの生地が12層になっていて、その間にバターが挟まり、さらにチョコレートを巻き込み焼いているという代物です。
どこから食べてもチョコレートに行き当たるというわけではないのですが、そこが良いところでして、チョコレートのないところは生地のバター感を楽しめます。生地を1枚ペロッと剥がして食べるのも好きだったりしまして、じゅわっとバターが染みてます。
上のパリパリもまたおいしいんですよねー。
というわけで、チョコラータ。
次回はチョコレートのパンから始めたいと思います!
Gian Franco(ジャンフランコ)
住所:東京都世田谷区用賀4-14-21
電話:03-6432-7317
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜、火曜
(写真・文 マツナガナオコ)
PROFILE マツナガナオコ
佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ
ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)
>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ
※ 掲載商品の価格は、消費税込みの価格です(2014年10月15日時点)。