SUMAU BAKERY BANK

2015.08.21

リッチな仏流お菓子パン
ブリオッシュ・ワールドへ
【駒沢大学・高輪】

今月は、卵にバター、牛乳をたっぷり使ったフランスのパン、ブリオッシュをテーマにお送りします。素材へのこだわりを追求したものから、生地と相性抜群の副素材を練り込んだものまで、オリジナリティあふれるラインナップには、パンの奥深さや楽しさを感じることができます。

 

環七沿い、秘密のパン工房

パンテコ @ 駒沢大学

 

環七に面した、まあ……辺鄙な場所にあるパンテコさん。

でも歩いてみると、大きく育った街路樹の影が気持ちの良い通りです。

決して広くはない売り場とは対照的に、

きっと奥には大きくてステキなパン工房があるんだろうなと思わせる奥行き。

一見素っ気ないけれど、主役にも名脇役にもなるパンテコのパンと通ずるところがあるようです。

 

そんなパンテコさんのパンは、主に飲食店に卸されるものです。

なので、お食事に合うプレーンなパンが多いのですが、その中から今月のテーマに合わせて「晩柑ブリオッシュ(200円)」をご紹介。

晩柑ピールが練り込まれたブリオッシュで、型には入れずに焼かれているので

ふわふわ感がたまりません。

以前は小さいサイズもあったそうですが、大きく焼く方がさらにふわふわ感が楽しめるんだとか。

晩柑ピールは「天草晩柑」というものから出来ていて、ほのかな苦みが大人の味でございました。

 

(左写真・左)オ・ノア 400円/ハーフ 200円 (左写真・右)ブリオッシュ・カナッペ 600円/ハーフ 300円 (右写真)ブリオッシュ・ムスリヌ950円(要予約)

(左写真・左)オ・ノア 400円/ハーフ 200円 (左写真・右)ブリオッシュ・カナッペ 600円/ハーフ 300円
(右写真)ブリオッシュ・ムスリヌ950円(要予約)

 

晩柑ブリオッシュと同じ生地を型に入れて焼いたのが、ブリオッシュ・カナッペ。

型に入れていないのと比べると、やはりちょっと締まった感じで、まさにカナッペにするのにもってこいです。ちょっとしたホームパーティーの時なんかに最適ではないですか。何乗せますか?

ほんのり塩気があって、甘すぎないのでいろんな具材に合いそうです。

 

そして、右の写真は参考までに「ブリオッシュ・ムスリヌ」。

いつも店頭に並んでいるわけではないようですが、このようなクラシカルでステキなパンもお願いすれば焼いてもらえるようです(要予約)。

これねー。フレンチトーストにしてみたんですが、激ウマでした。カロリーのことは気にしません。

 

続いてオ・ノア。名前の通りクルミ入りです。

生地は「セーグル」と同じでライ麦が入っています。セーグルの生地にクルミを練り込んだ上で寝かせるから、良い塩梅に生地もクルミ風味。

皮のパリパリ具合もとても良いです。

コレも同じくカナッペにしてみても良いのではなかろうかと思いました。

 

(左)シャンピニオン・小 各70円 (右)カンパーニュ・プティ 各70円

(左)シャンピニオン・小 各70円 (右)カンパーニュ・プティ 各70円

 

シャンピニオンのてっぺんがーそそりますねー。

これが香ばしくないわけがない。

フランスパンと同じ生地をキノコ型に焼いたシャンピニオンは、さりげない旨味が感じられます。

どんなお料理にも合いそうです。

 

そのお隣、カンパーニュ・プティにはライ麦がつかわれていて、ほのかに酸味があります。

これが一番小さいサイズで、その上にカンパーニュ・ミニ(130円)もありまして、あと大きいカンパーニュも。でも大きいカンパーニュは卸しの方で終わってしまうことが多いとか。

大きいものをご所望の際はお問い合わせになった方が良かろうかと。

 

というわけで、お食事に合わせる系のパンを中心にお届けしましたが

実はお惣菜パンも充実しています。

焼きカレーパンやソーセージのパンが人気だそうです。サンドイッチもありますよ!

あと、食パン!

形違いと生地の違いで6種の食パンが焼かれるそうです。

むむう。こちらもイチイチ食べてみたい。

そうそう!

オンラインショップもやっていらっしゃるので、全国津々浦々のミナサマ! お試しできますよ!

 

長年の経験に裏打ちされた安定感と、絶妙の存在感を持つパンたち。

レストランのテーブルの上に乗っているところを想像すると、ワクワクしてきますね。

 

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パンテコ

住所:東京都世田谷区野沢2-30-3

電話:03-5779-6543

営業時間:10:00~19:00

定休日:日曜

 

https://www.panteco.co.jp/index.asp

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