SUMAU BAKERY BANK

2016.11.16

寒くなると恋しくなる
りんごの甘い誘惑
【大泉学園・代官山】

今や一年中手に入るりんごですが、いちばんおいしいのは秋から冬にかけて。今月はそんな旬のりんごを使ったパンや焼き菓子をフィーチャー。りんごのパン以外のラインナップもかなりのこだわりを見せる2店のご紹介です。

 

 

とっておきの店・練馬区代表。

Boulangerie bèe @ 大泉学園

 

ブーランジェリーべーさんのテーマカラーは、わたしの中では茶色です。

入り口が濃いブラウンの木材だったり、陳列棚が同じ色だったりというのが影響しているのだとは思われますが、並んでいるパンもしっかりした焼き色がついています。

フランス語で言うところの「bien cuite(よく焼けている)」ですな。

 

最初にご紹介する「りんごとブルーチーズのタルト(300円)」も

「タルトタタン(320円)」もしっかりと焼き込まれたサクッサクの台がたまらんです。

りんごとブルーチーズのタルトは、バターソテーされたりんごとフルムダンベール、そのまったりペアにちょっとした歯ごたえのクランブルとナッツが加わっているという構成です。

それを支える土台のクロワッサン生地が!

サクッサクでですね、ブルーチーズにも負けないくらいのバターが香ります。

手でつまめるので、切り分けてホームパーティーのおつまみなどにももってこい。おしゃれ!

 

一方のタルトタタンは、寒くなるのも悪くない、と思えます。

暖かい部屋で紅茶かホットワインでも飲みながら・・・。

濃厚なんだけどしつこくないのは、しっかりと酸味のあるりんごが使われているから。

カラメルが香るまったりほろ苦いりんごと、柔らかくほどけていく土台のパイ生地が絶品。

酸っぱいりんごが手に入る時期だけのものだそうですので。お早めに!

 

 

sōno 300円

sōno 300円

 

 

真ん中に見えますのは、地元大泉の農家・そうのさんちの柿です。

クローブやシナモンで香り付けされたそうのさんちの柿が、ライ麦の生地に包まれています。

これがまたライ麦とよく合うんですよ。

ざっくりしたパンの皮と、とろとろの柿のステキな出会いを楽しんで頂きたい。

これもまた、季節限定の商品だそうですので。お早めに!

 

 

(手前)バトンカラメル 180円 (奥)ブリオッシュ ア テート 150円

(手前)バトンカラメル 180円 (奥)ブリオッシュ ア テート 150円

 

 

続いて「バトンカラメル」。パンオレのしっとりした生地が使われています。

端っこの良く焼けたところのカリカリが楽しく、端が両方にしかないのが惜しいくらいです。

さらにカラメルをまとったアーモンドも固すぎず絶妙のカリカリ加減。

ほろ苦カラメルクリームは生地と一緒に溶けていくという案配でした。うまかった・・・。

 

そして、めんこい「ブリオッシュ ア テート」を。

皮が香ばしい。この豊かな風味で150円はお値打ち価格だと思われます。

さらにベーさんは「ムスリーヌ(500円)」という大きなブリオッシュも焼いてらっしゃいます。

曰く、大きく焼いた方がおいしいから。

ブリオッシュって菓子パンというイメージがありますが、お料理にも合うんですよね。

大きいムスリーヌはお食事用にぜひ。

これからのパーティーシーズンにもぴったりだと思います。

 

 

ガーリックトースト 230円

ガーリックトースト 230円

 

 

ベーさんの「bien cuite」なバゲットは2種類ありまして

日によってそのどちらかが使われるという「ガーリックトースト」。

にんにくとパセリ、玉ねぎが入ったバターがたっぷり塗られております。

にんにくの香りと、玉ねぎの甘みが食欲をそそりますー。

これはスープに浮かべてもいけるに違いありません。

 

その他、冷蔵ケースには色とりどりのサンドイッチ(午後には品薄になります!)や

オーナーご夫妻が選りすぐられた、とっておきのお惣菜やチーズやハムが並んでいます。

お惣菜なんかに合わせてパンを選ぶも良し、パンに合わせてチーズなんかを選ぶも良し。

今回はご紹介しきれていませんが、なんといってもベーさんには

魅惑的なお食事パンが揃っていますので、ゼヒともアレコレ迷いに行ってみて下さい!

 

 

05-06

ブーランジェリー べー

住所:東京都練馬区東大泉3-16-32

電話:03-5387-3522

営業時間:10:00~19:00

定休日:日曜、月曜

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