SUMAU BAKERY BANK

2014.10.15

まだまだめずらしいイタリアパンの
新店をご紹介!
【音羽・用賀】

フランス・バリの特別編をはさんで、今月からはまた通常メニューに。数珠つなぎ方式で注目のパン屋さんを紹介していきます。今回のテーマは「イタリアのパン」。北イタリア産の自然酵母パネトーネを使ったパンをはじめ、個性豊かなパンが目白押しです。

 

こだわりと共に音羽に舞い降りたイタリアパン

Pane & Olio @音羽

 

毎回取材に伺う前は、どんなお話が聞けるのだろうかと楽しみなのですが、

パーネエオリオの小林シェフは、その期待の上をいく感じで熱く語って下さいました!

一杯飲みながら、さらにお話を聞きたいところです。

 

その熱い内容には徐々に入るとして、まずは冒頭の写真。

手前がコルネッティ(プレーンなもの)220円、奥のがキャラメルコルネッティで250円です。

初めて食べる方は、ぜひともプレーンな方から試して頂きたい。

クロワッサンと違うのは卵が入ることで、その分リッチな生地です。

層が美しくて、ふわふわしています。

パネトーネ種が使われていて、そういわれてみればほのかにパネトーネな風味がします。

そういうのを素直に感じられるのが、プレーンなコルネッティかなと。

そして、イタリアでもジャムやヌテラ(チョコレートとヘーゼルナッツのペースト)を巻き込んだものが作られるそうですが、パーネエオリオさんではキャラメルが巻き込まれています。

その他、シナモンシュガー味やクリームとアマレーナチェリーが入ってるのもありましたよ!

キャラメルコルネッティは、生地の旨さに加えて、下に落ちてくっついてるキャラメルのカリカリもたまらんです。

 

コルネッティにはパネトーネ種が使われていると書きましたが、パネトーネ種とは北イタリアで長いこと受け継がれてきた、そこでしか産出されない自然酵母だそうです。

それを輸入し、大事に大事に育てながら使っているとのこと。こんな風です。

 

2

 

毎日毎日手を入れて、元気に育て普段は数種類のパンの酵母として使い

涼しくなる頃から、パーネエオリオ自慢のパネトーネを作るために活躍する大事なお宝です。

パネトーネは、ブリオッシュ生地にドライフルーツを練り込んだイタリアの伝統的な菓子パン。

パーネエオリオさんでは、だいたい10月の終わり頃からゴールデンウィーク頃まで店頭に並びます。

小林シェフ曰く、作って4日目くらいが一番おいしい!そうです。

ちょうどこれから狙い目ですよ! ちなみに、500gの大きさで3,600円です。

 

そしてもちろん、食事系のパンも充実しています。

サンドイッチは7種類! 「バーガー」として、2種類。

フィッシュフライのバーガーを頂いたことがありますが、自家製タルタルソースもおいしく、

具材と良い案配で馴染みつつ、主張も忘れないパンがお見事でした。

このバーガーに使われている「ロゼッタ」というパンもこだわりの一品で、

なんとロゼッタ用分割機をイタリアから取り寄せたそうな。熱いです。

 

(左)ポテトのフォカッチャ 180円 (中)ブルガリアのフォカッチャ 250円  (右)フォカッチャ・ロマーナ 170円

(左)ポテトのフォカッチャ 180円 (中)ブルガリアのフォカッチャ 250円

(右)フォカッチャ・ロマーナ 170円

 

フォカッチャもいろんな種類が楽しめます。

ポテトのフォカッチャは、極薄のじゃがいもが重ねられていて、じゃがいもが乗ると味わいが少し優しくなるようでした。フォカッチャ・ロマーナはローズマリーが乗っていて塩がきいています。

大人の味です。

 

そして、ブルガリアのフォカッチャ。

これはギュベチェという、ブルガリアの煮込み料理をイメージして作られたとのこと。パプリカやズッキーニ、紫タマネギなどとセイボリーというハーブが乗っています。

そそる見かけ通りに、食べ応えがあってたいへんオススメです。

このブルガリアのフォカッチャは、11月末頃までの期間限定。

今年できたてのパネトーネと共に、食べ逃しなきようお早めに!

 

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Pane & Olio(パーネ エ オリオ)

住所:東京都文京区音羽1-20-13

電話:03-6902-0190

営業時間:10:00〜18:00

定休日: 日曜、祝日

http://paneeolio.co.jp/

 

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