SUMAU BAKERY BANK
毎日の食卓におパンもどうぞ
オパン @ 笹塚
写真手前が「ガーリックフランス」、奥は「ミルクフランス」。
その他オパンさんの店頭には、「明太フランス(248円)」「あんフランス(237円)」「コーヒーフランス(216円)」に加え「季節のジャムサンドwithミルククリーム(取材時は抹茶大納言、237円)」も同じ「フランス」兄弟姉妹として並んでいます。
こんな多彩な展開ができるのは、そうです土台がおいしいからです。
その中から、今回のテーマであるところのガーリックフランスと
オパンくんイチオシ商品であるところのミルクフランスをご紹介。
(ミルクフランスに巻かれた紙にもいるお店のキャラクターです、オパンくん。
写真じゃボケボケでごめんねオパンくん)。
ガーリックフランスは上にも溶けたガーリックバターが見えますが
中にもたっぷり塗られています!
ちょっと温め直したりなんかすると、
ガーリックバターが染みて生地のカリカリ加減がさらに増すのでオススメです。
ガーリックフランスも、ガーリックに負けずに生地の旨味が顔を出すのですが
またちょっと違った魅力を発揮するのがミルククリームとの組み合わせ。
モリモリに挟まってるミルククリームと、小麦が合わさると
柔らかい旨味が後味に残るのですね。食べ応えも充分です。
食べ応えといえば、この「オパンドッグ」。
立派なソーセージが挟まっていますね!
下には自家製ザワークラウト、ソーセージの上にちょっと見える白いのは岩塩です。
ソーセージも肉汁たっぷりで、ムッシャムッシャと夢中で食べ進めることになるでしょう。
実は、前述の「フランス兄弟姉妹」と生地は同じものだそう。
でも焼き色がけっこう違うなあと。
合わせるものによって形や焼き加減も変えられているのですね。
オパンさんには、自慢の香り高いバゲットを使ったサンドイッチやフォカッチャもありますが
なんと焼きそばパンもあったりします。
そんなお惣菜系の中から、「玉ねぎとオリーブのパン」を。
構成要素はその名の通りですが、黒胡椒がピリリとアクセントになっています。
繊細にスライスされた玉ねぎが、良い香りなんですよ。
春だな〜となんだか嬉しくなります。
春だなあといえば、店内に飾られているお花にもぜひ注目して下さい。
フラワーデザイナーさんが季節に合わせて飾っていらっしゃるそうです。
取材に伺った時は、ミモザの黄色がお店のきれいな青とよく合っていました。
近所のお客さんも、そうでないお客さんにもお花を見に行くという楽しみが増えて良いですね〜。
オパンさんの「パヴェ」は、つい名前の意味を(フランス語で「石畳」です、と)説明したくなるほど
ご覧の通り正しく石畳状です。
そしてこの値段。
買わずにいられまい。
ほんとに64円でいいんですかー!? と尋ねたくなるくらい豊かなミルク風味です。
お店ではタマゴサンドとしても提供されている通り、サンドイッチにも良いです。
きっとベーコンとかツナとか合うと思います。
そして「パンオショコラ」。
パリっと繊細なてっぺんとフカフカでバターが香る中の生地、
しっかりしたコクとほのかな苦みのあるチョコレート。
これは食べといた方が良いと思いますよ。地味にマストバイですよ。
オパンさんはこぢんまりしたお店ですが、意外なほどスタッフさんが多いです。
その中のおひとりが、お店の良いところを教えてくれました。
曰く、「近所にあるいつものパン屋さん」というコンセプトの通り、
日常にしっくり馴染む食べやすいパンがある。
毎日のお米と同じく、おパンもどうぞって感じですかね。
オパン
住所:東京都渋谷区笹塚1-9-9
電話:03-6407-8507
営業時間:8:00~19:00
定休日:月曜
(写真・文 マツナガナオコ)
PROFILE マツナガナオコ
佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ
ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)
>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ
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