SUMAU BAKERY BANK
ひらめきと工夫とおいしさへのこだわり
ヤミーベーカリー @ 立会川
立会川にあるお店なのに、なぜに「六本木あんぱん」であるのか。
はじめてヤミーベーカリーさんに行った時に、なぜだ……と思いつつ商品を眺めていて
ハタと気付きました。
以前、この「SUMAU BAKERY BANK」でもご紹介した、六本木にあるラトリエ・デュ・パンで責任者をされていた三橋健シェフが始められたお店だったからなのでしたー。
ヤミーベーカリーさんには、その頃に三橋シェフが開発された名品がならんでおります。
立会川でさらに進化したパンが食べられます。これは行かねばなりますまい?
というわけで、六本木あんぱん。
生地には和素材! 白玉粉が使われています。もちもちです。
やっぱり普通のパン生地で包まれているより、しっくりくるんですよね。あんこ。
その餡も粒あんなのですが、さらりとしていて大変口どけがよいです。
そして秘密の隠し味により、リピートは間違いないでしょう。うひひ。
おとなりの「もっちり野沢菜ツナマヨ」も白玉粉入りの生地です。
たっぷり入った野沢菜のザクザク感、これは餅か?という内側の生地、
でも、底のカリカリは紛れもなくパンの食感。おもしろいです。
三橋シェフいわく、やっぱりちょっとお米の味がするという生地は、和風の具材にとてもよく合います。
この他、白玉粉入りの生地で作られるパンには「たらも」と「玉露と黒豆のクリームパン」があります。
玉露と黒豆のクリームパンは詳しくご紹介できないのが無念な逸品でした!
もちろんヤミーベーカリーさん、このようにカタカナの名前が付いたパンも間違いないです。
「セーグルセザム」は、よくまあこんなにしっかりと……と感心するくらい
ぎっしりゴマが張り付いています。
中には大きめのクルミとレーズン、粉の60%がライ麦です。
水分量が多めの生地はしっとり食べやすく、マツナガ的には少し厚めに切って食べるのがオススメでございます。
「フィグノアフロマージュ」はその名の通り、トルコ産白イチジクがごろんと、
大きめクルミがザクザクっと
そして上でカリッとなっているチーズの香りがすごいです。
とっても香ります。加えて、黒胡椒もとっても効いています。大人の食べ物!
ワインもってきて!て感じです。
まずその大きさに圧倒される「ショコラフランボワーズ」ですが、贅沢ですよー。
ラム酒のシロップがしみ込んでいるパン・オ・ショコラに、ビターチョコとフランボワーズが挟まれ
上からたっぷりアーモンドクリーム、さらに粉糖とココアパウダーでお化粧を。
切ると(もしくはお口に入れると)ふわっとラムが香ります。
濃厚です。
蒸し暑い日本の夏にはどうだろうか……と、夏も店頭には並びますか?と尋ねたところ
なんと。冷凍するとおいしいそうです。冷やしショコラフランボワーズ!
冷凍庫から出してすぐでも大丈夫(実験済み)。
カリッカリになったチョコが涼しげです。
外側のクッキー部分にも、中のパンの方にもアーモンドプードルが使われている
リッチなメロンパンです。
ホロホロのクッキー部分が厚めでうれしい。
しかも表面に付いている黒い粒は、バニラビーンズですよー。贅沢ですねー。
できて間もないヤミーベーカリーさんですが、
今後はサンドイッチの種類なども増やしていきたいとのこと。
厨房には、しっかりしたコンロも備えられていました。
できるものはなるべく自分で作りたいとおっしゃっていたアイデアあふれる三橋シェフのお店。
今後が楽しみですね!
Yummy Bakery
住所:東京都品川区南大井1-8-3
電話:090-4810-8383
営業時間:11:00〜19:00
定休日:日曜
(写真・文 マツナガナオコ)
PROFILE マツナガナオコ
佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ
ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)
>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ
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