SUMAU BAKERY BANK

2016.06.22

ニシオギの屋根裏部屋

ポチコロベーグル @ 西荻窪

 

(左)黒糖ミルク 260円 (右)チョコ 250円

(左)黒糖ミルク 260円 (右)チョコ 250円

 

細くて急な階段をゆっくりのぼっていきますと

両側の壁のステキな絵が目に入ってきます。

階段を登り切って店内に入ると、秘密の屋根裏部屋のような空間に

丸くてコロコロしたベーグルと、存在感のある焼き菓子が。

 

ポチコロベーグルさんは、姉妹二人で営まれているお店です。

ベーグルの種類は10種類ほど。

ご近所の常連さんと思しき年配の女性が、楽しそうにおしゃべりをしながら買い物していらっしゃる場面にもよく遭遇しますが、電車に乗ってわざわざベーグルを買い求めに来る常連さんも多いとのこと。

それもうなずける、食べ飽きないやさしい味わいのベーグルばかりなのですよ。

 

「黒糖ミルク」の中に包み込まれているのは、黒糖と赤みそとくるみ。

赤みそ! 言われてみれば確かに!

なので甘すぎず、ほわんと懐かしい味がします。

生地に黒糖と牛乳が練り込まれていて、生地部分だけのところもほんのり甘く、

牛乳を飲みたくなるベーグルでした。老若男女にうけるに違いない。

「チョコ」はココアの生地に、チョコチップが隠れています。

良い香りです。

チョコレートと聞いて思い浮かべる甘ったるさはなく、

カカオの風味が豊かな、ゆっくり味わいたくなる逸品です。

 

(左)全粒粉くるみ 250円 (右)枝豆チーズ 300円

(左)全粒粉くるみ 250円 (右)枝豆チーズ 300円

 

「全粒粉くるみ」はシンプルながら、生地全体からくるみが香ります。

ポチコロベーグルさんのベーグルは、どれも香り高いのが特徴かと。

袋を開けるとやたらと良い香り。

そしてこういうシンプルなものは、サンドイッチに良いですねー。

丸くてカサがあるんですが、固すぎないのでサンドイッチでも食べやすいです。

そこは、ポチコロベーグルさんのサンドイッチを食べて検証済み。

「チキンとナッツのサンド(540円)」なる商品もありまして、ゆで鶏がしっとりおいしいのです。

 

そして、5月から9月まで登場するという「枝豆チーズ」。

胡椒がちょっと見え隠れしていて、たまにスパイシーですが

全体的に柔らかいやさしい味です。

内装やお店のロゴなど、甘すぎずかといってスタイリッシュすぎず

ベーグルは見ても食べてもほっこりなってしまう。絶妙な案配です。

 

(左)はちみつクッキー 340円 (右)バナナケーキ 350円

(左)はちみつクッキー 340円 (右)バナナケーキ 350円

 

ポチコロベーグルさんでは、焼き菓子もオススメです!

見た目が魅惑的すぎる(シールもかわいい)。

 

その薄さが魅惑的な「はちみつクッキー」ですが、ポリポリっと口に入れたら

はちみつがじゅわっときて、唾液と混ざったときのはちみつ感がたまらんです。

逆に、そのどっしり感が魅惑的な「バナナケーキ」ですが

こっちもねーじゅわっとくるんですよ。バナナが。

まず袋を開けるとものすごいバナナの香り。バナナを嫌いな人の前で開けないで下さい。

しっとりほろほろ。

たまに出てくるくるみの食感がとても良いアクセントになっています。

 

夏ですと、レモンのお菓子なんかもおいしそうでしたよ。

商店街のポチコロベーグルさんと同じ並びには、面白そうなお店がたくさん。

西荻散歩の際には、ぜひともこの階段を登ってみて下さい。

屋根裏部屋には宝物があること請け合いです。

 

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ポチコロベーグル

住所:東京都杉並区西荻南2-22-4-2F

電話:03-5941-6492

営業時間:11:00〜19:00

定休日:火曜、水曜

(写真・文 マツナガナオコ)

 

PROFILE  マツナガナオコ

佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ

ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)

>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ

http://matyupanya.exblog.jp/

 

※ 掲載商品の価格は、消費税込みの価格です(2016年6月時点)。

 

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