SUMAU BAKERY BANK
日の出銀座商店街・日の出色の店
ブーランジェリー ミモレット @ 蒲田
今回「チーズとパン」というテーマでお店をご紹介するにあたり
ミモレットさんはお店の名前がチーズの名前と同じだったということ以上に
この「チーズアルサス」がポイントでした。
店頭で見たとき、チーズが金色に輝いていたのですよ(ちょうど焼きたてがでてきたこともあり)。
というわけで、一目惚れのチーズアルサス。
モッツァレラ、パルメザン、レッドチェダーにゴーダという4種のチーズが混ぜ込まれています。
溶け出てコンガリなったところと、なかのトロトロのチーズがたまらんですねー。
これはきっと、蜂蜜とかメープルシロップをかけてもおいしいと思われます。
悪魔の誘惑にのせられてみてください。うふふ。
その他、クリームチーズが使われたパンも数種類あります。
「クルミチーズ」は、その名の通りクルミが練り込まれた生地に、まったりクリームチーズが包まれています。
外側の生地がカリッと、クルミもカリッと、クリームチーズと好対照です。
「クリームチーズレーズン」も、ご覧の通りのたっぷりさ加減でクリームチーズが!
こちらは、バターロール的なしっとりした生地で包まれているので
全体的にしっとり、まったり。レーズンがジューシー。
人気の商品だというのもうなずけます。
続いてご紹介するのが、揚げパン2種。
ミモレットさんには揚げパンが4種ありまして、写真にある2種の他は「蒲田あげぱん・さとう(125円)」と「下町ボブスレーあげぱん(155円)」です。
そしてこの4種どれも、お願いして2分待てば揚げたてを用意してもらえるのですよ。すばらしい。
ミモレットさんの揚げパンは、油を吸いにくいように工夫された生地で
なおかつ生地に吸収されにくく匂いの少ない油を使っているのだとか。
なので、揚げ物特有の油っぽさがほとんど感じられないのです。
そして、たっぷりのきなこ。
よくこんなに乗っかったね、というくらいたっぷりです。
「海苔チーズあげぱん」は、地元の高校生が育てたお米で作られた
「かまこめちゃん」という米粉が使われています。
そして、中にはまったりチーズ。
外側が甘じょっぱいタレと海苔。
柔らかいチーズおかきみたいだな、日本人のDNAをくすぐるよね、と。
ミモレットさんは、サンドイッチなどお惣菜パンもたいへん充実しています。
その中から「豆腐ハンバーグサンド」を。
豆腐ハンバーグがホワホワ! ホワホワ!(2回書いてみた)。
同じ商店街のお肉屋さんのお肉を使ってあるそうです。
しょうゆ風味のソースと、大葉のアクセントも効いています。
でも!特筆すべきは、この黒いバンズです!
黒ゴマを牛乳で炊いてから生地に練り込んであるそうです。
ゴマは粒のままでは栄養として消化しにくいと聞いたので、皮なども柔らかくするために炊いています、とのことでした。愛と真心がつまっておりますよー。
ミモレットさんは、揚げパンやミルクフランスなど名物たり得る商品がいろいろありますが、マツナガはこの黒ゴマパン(具材が挟まれていない状態のバンズ、または食パンとしても購入できます)を、ミモレットイチオシ商品とさせて頂きたいです。はい。
取材に伺った時、レジ係はシェフのお母様が担当されていました。
揚げパンを揚げて下さったのは、なんとお父様。
そして、お母様が「お嫁さんが作ってるピクルスもおいしいのよー。止まらなくなるから。」と。
そんなやりとりや、ドアのすぐ横においてある「ブーランジェリーミモレットからのお手紙」という手書きのチラシ(9月のオススメがどれもおいしそう!)からも、ほのぼの温かい雰囲気が伝わってきて、とてもステキな気分でお店をあとにしたのでした。
ブーランジェリー ミモレット
住所:東京都大田区南蒲田2-8-11
電話:03-3735-0850
営業時間:7:30〜19:00(祝日〜17:00)
定休日:日曜、月曜
HP : http://www.geocities.jp/kaz11413/mimolette/
(写真・文 マツナガナオコ)
PROFILE マツナガナオコ
佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ
ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)
>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ
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