SUMAU BAKERY BANK
47年の深みとかわいらしさと
東京フロインドリーブ@ 広尾
かわいらしさと品の良さと親しみやすさが
良い具合に混じり合ったお店です。
クッキーもまさにそんな感じ。
東京フロインドリーブさんの「ミックスクッキー(小)702円」には
(小)とはいえ意外なほどたくさんのクッキーが!
12種類のクッキーがひとつかふたつずつ入っていましたよ。
どれもサクサクでちょっと懐かしい味がします。
ちなみに袋入りの(大)は1,404円。
ミックスクッキーはその他、手土産や贈答用にぴったりの箱入りが
クッキーの量によって6種の大きさで用意されています。
このクッキーがぎっしり詰まった箱なんか贈られちゃうと
嬉しくてぽわんとなりそうですね。
そして、チョコレートのお菓子「ノンパレ」や、
ビスケットとチョコレートが組み合わされた「テーゲベック」といったお菓子は
神戸のフロインドリーブさんから届くものなんだそうです。
東京で「フロインドリーブ」として独立したお店を構えられて50年近くになる今でも
そうやって神戸のお店とつながりがあるのはステキなことだなあと思いました。
東京フロインドリーブさんはドイツパンのお店です。
なので、このようなしっかりしたドイツパンがズラリと並んでいます。
写真はどちらも1/4のサイズ。でも持ち重りがするどっしりさ加減でした。
「ポンパニッケル」は、オーブンで8時間(!)蒸し焼きにして作られるパンです。
ゆっくりじっくり火を通されたライ麦90%の生地は、ほんのり甘くさえあります。
しっかりした味わいなのでサーモンやチーズなどとも相性抜群。
ブルーチーズもオススメとのことでした。
グラハムは小麦のみで、粗挽き全粒粉が生地の90%を占めます。
ザクザクの食感、かつ中はしっとり。
ハムとかキュウリとか挟みたくなる味わいです。
その他、ライ麦の割合が少なめのものから小麦のみのパンまで、
お食事パンの品揃えはとても豊富。
お好みや用途に合わせて選びやすいのもありがたいところです。
続いて小さめお食事パン。
バターが入った「ソフト」と表示されたパンが3種。
「ハード」という表示のものが11種あります。
今回は「ハード」の中から3種をご紹介。
こちらも合わせる食材や好みに応じていろいろ試したくなりますね。
サンドイッチとして売られているものを食べてみてから
自宅で真似してみるのも良いかと思います。
「ライ」は全体的にしっかりした食感で
「ポピーシード」は芥子の実が香ばしく軽めのパンです。
「カイザー」は厚めの皮がサクッサクで中はむっちり。
どれも、何気ないけど丁寧に作られているんだろうなと感じられ
毎日の食卓にこれがあったらさぞかし幸せだろうな、と妄想も膨らみます。
お食事パンを中心にご紹介しましたが、デニッシュやパイもスバラシイのですよ。
「ウォールナッツケーキ」も大好きなのですが、上品な「ミートパイ」もとてもオススメ。
でもここは涙を呑んで「モーンディニッシュ」に絞りました。
黒芥子のペーストがたっぷり包み込まれた香り高いデニッシュです。
上からかけられたアイシングのところがじゅわっと甘くて
下にいくほど生地がサクサクホワホワになるという。
他にもご紹介したい(熱く語りたい)パンがいろいろあるのですが
今回はこの辺で自粛いたします。
最後になりましたが、ザクザクのクロワッサンもぜひ食べてみて頂きたい逸品です。
東京フロインドリーブ
住所:東京都渋谷区広尾5-1-23
電話:03-3473-2563
営業時間:9:00~19:00(日曜祝日〜18:00)
定休日:水曜、第4木曜
http://freundlieb.web.fc2.com/
(写真・文 マツナガナオコ)
PROFILE マツナガナオコ
佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ
ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)
>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ
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