SUMAU BAKERY BANK
都会に溶け込む男子ベーカリー
BAKERY SASA @笹塚
ぷっくりつやつやのパンの中には、ちょっとくすんだ色のカスタードクリームが包まれています。
カスタードクリームには喜界島のキビ砂糖が使ってあるそうで、やさしい甘さです。
わりとしっかりした生地とクリームが合わさって、最後に残る懐かしいような味わいが素朴で
なんとも言いがたい。
言いがたいので想像して下さい。そして笹塚へどうぞ。
アーモンドクリームパンは、クリームパンの上にアーモンドクリームを塗って、アーモンドスライスを散らしてあるというものです。リッチな感じになります。
アーモンドスライスが良い味だしています。
笹塚駅近く、甲州街道沿いにあるベーカリーササさんは、二人入ればもういっぱい、という小さいお店ですが、昼時になると外で待っている人も多い人気店です。
男性のお客さんが多いのも特徴かと。
男性二人で切り盛りしていて、外観もかっこいいからなんでしょうか。
全粒粉クロワッサンは、全粒粉の特徴ゆえまとめにくい生地ではあるけれど、
ミナサマの健康のために作ってくれているそうです。
職人さんの心意気!
フカフカザクザクの食感が楽しく、バターもじゅわっと香ります。
ふつうのクロワッサンと、ハムが巻き込まれたハムクロという商品もあって、こちらもオススメ。
ベーコンエピは、脂身の少ないベーコンで味わいが濃く、パプリカパウダーの独特の香りとよく合います。とうもろこしがこれでもか、と入っているその名も「とうもろこし」には、とうもろこしの缶の汁が一緒に練り込まれているそうで、生地のしっとり具合と風味に納得がいきました。
小ぶりですがずっしりしてます。
甘いパンはクリームパンや、初夏の新商品であるところのブリオッシュにレモンピールがどっさり巻き込まれたもの、などありますが、こちらも食べて欲しい!
アールグレイメロンパン!
アールグレイの良い香り。上にかぶさったクッキー生地に茶葉が練り込まれています。
そのクッキー生地がザックリと分厚くて、甘くて大満足間違いなし。
レーズンクルミは、その名の通り大きくて甘いレーズンとクルミがたっぷり練り込まれていて、
噛み応えのあるパンです。
ライ麦が50%配合されていて、噛みしめた最後にライ麦が香ってきます。
練り込まれているものが何かと大量であるというのが、男性に人気のヒミツなのかと推測する次第ですが
それだけではもちろんなく、どれも繰り返し食べたくなるパンなんです。
かっこよくって日常に溶け込んだ、東京らしいパン屋さんなのではないでしょうか。
というわけで、次回はササさんとは真逆でございますが
ティグレさんから引き継いで「子供と行きたいパン屋さん」というテーマでお届けいたします!
BAKERY SASA
住所:東京都渋谷区笹塚2-7-10
電話:03-3375-5805
営業時間:8:00~19:00
定休日:火曜、第2、第4水曜
(写真・文 マツナガナオコ)
PROFILE マツナガナオコ
佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ
ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)
>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ
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