SUMAU BAKERY BANK

2015.02.20

パンとお料理が融合していました

Boulangerie Bistro EPEE @吉祥寺

 

新潟港直送鮮魚のブイヤベース1,750円(ディナー時。パンはコペルト400円に含む)

新潟港直送鮮魚のブイヤベース1,750円(ディナー時。パンはコペルト400円に含む)

 

吉祥寺のにぎやかな通りから少し入ったところに佇むお洒落な「エペ」さん。

その名の通りブーランジュリーとビストロが合体して融合しております。

写真の具沢山なブイヤベース(この日の魚介は、ホウボウ、牡蠣、ムール貝にアサリ)のスープは

パンを浸すために存在しているかのよう。

奥に写っているフランス産小麦を使ったバゲット・トラディショナルにも合いますし

その手前のカンパーニュ・ナチュールと合わせると、さらにおいしくてかなり危険です。

ブイヤベースは夜はもちろん、ランチのセット(1,860円と2,580円のもの)にも組み込まれています。

ランチでは、パンを好きなだけ食べられるので、店員さんに相談しつつ

どんなパンが合うだろう、と試してみるのも楽しいです。

 

エペさんでは日によって違う、色々な種類のパンが焼かれるそうで

今日は何があるのかなぁと思いながら行ってみるというのも楽しみ方のひとつですね。

 

それでは、ブーランジュリーからいくつかご紹介。

 

アンチョビオリーブ  310円

アンチョビオリーブ 310円

 

国産小麦を使ったバゲット・ブランの生地に、アンチョビとグリーンオリーブが隠れています。

オリーブごろごろ、アンチョビはほんのり名脇役。

これもしかしたら、薄めにスライスしてカリッと焼いちゃってもおいしいかもしれません!

お酒のお供にぴったり。

 

そしてスコーンがですね。おいしいんですよ。

他にもまん丸いクリームパンとか、ご紹介したいものがありはしたのですが

スコーンは外せない気がしました。

外はきっちりカリカリなのに、中はどこまでもしっとり。

生クリームをたっぷり使っているんだとか。甘めなのも嬉しいところです。

今回はかぼちゃ感満載のかぼちゃと、チョコのアクセントが良い味だしてるチョコチップにしましたが

だいたい5種類くらいが店頭に並ぶようです。

どれにするか迷った時は、全種類いってみるということで!

 

(左)苺のデニッシュ 250円 (右)スコーン(手前:チョコチップ 奥:かぼちゃ)各260円

(左)苺のデニッシュ 250円 (右)スコーン(手前:チョコチップ 奥:かぼちゃ)各260円

 

苺のデニッシュは、おいしい苺が手に入る時期までは作り続けてくれるとのこと。

デニッシュ生地の中には、チョコチップを抱いたクレーム・ダマンドが隠れていて

その上に自家製ミルククリーム、そしておいしい苺という構成です。

小ぶりではありますが、食べ応え充分。チョコチップのほろ苦さが全体をキリッと引き締めていました。

 

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落ち着いた雰囲気の店内は、古い建物を改装して作られたそうです。

入り口を入ってすぐ右手に、パンを焼くためのオーブンがどどんと置いてあって

その前でパン職人さんが作業をされているのが見られるのも、パン好きにはたまりません。

 

そのように、ブーランジュリーの作業場とビストロのキッチンが隣り合っているので

こういうサンドイッチを作りたいから、こういうパンを焼いて欲しい!

などというやり取りもあるんだとか。

プロ同士の競演! 良い刺激になりそうで羨ましい。

エペさんでは、そんな風に産み出されるパンとお料理のマリアージュが

思う存分楽しめること請け合いです(食べすぎ注意)!

 

それでは最後に来月のことを。

3月はネモさんのジャイアントBooからの、おいしいソーセージが食べられるパン!

ということでお届けする予定でおります。

どうぞお楽しみに。

 

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Boulangerie Bistro EPEE

住所:東京都武蔵野市吉祥寺南1-10-4

電話:0422-72-1030

営業時間:ブーランジュリー 8:00〜18:30、ビストロ 10:30~23:00

定休日:無休

 

(写真・文 マツナガナオコ)

 

PROFILE  マツナガナオコ

佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ

ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)

>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ

http://matyupanya.exblog.jp/

 

※ 掲載商品の価格は、消費税込みの価格です(2015年2月時点)。

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