SUMAU BAKERY BANK
和と洋がリッチに調和する店
Bread & Tapas Sawamura @ 広尾
まぎれもなくポルチーニ茸です。香りがリッチ。
サワムラさんのパンはどれも贅沢で、豊かな気持ちになれます。はい。
キッシュの土台の生地はしっかりしていて食べやすいのですが、しっかりバターも香ります。
これとグリーンサラダ。休日のすてきランチが目に浮かびます。
サワムラさんのキッシュも、具材は季節によって変わってくるそうで
秋も深まってくると、次は何を食べられるのでしょうね。楽しみです。
そしてハード系のパンも大変充実しております。
広尾という場所柄、外国人のお客さんも多いとのこと。
でも一方で、軽井沢に本店があるお店でもあるからと
和素材を使ったパンもいろいろと作られていておもしろいのです。
たとえば「南瓜と柚子のチャバタ」。
南瓜の甘露煮と柚子ピールが練り込まれているとのことです。秋ですね!
ルヴァン生地にチーズ、ハーブ、カシューナッツ、ブラックペッパーが練り込まれています。
ハーブの香りがすごいです。
そしてチーズのコクと、ピリリと全体を締めるブラックペッパー。
大人さまのお酒のお供に最適。
続いて食パン型のパンからもひとつ。
食パンも豊富なんです。国産小麦を使ったパンドミ、パンドミ・セレアル、ハードトーストに
レーズンブレッド、金ゴマブレッドなんてのも並んでいました。
ちょっと変わり種なのが、ブリオッシュナンテールとこちら。
しっとりしていてトマトがふんわり香ってくるパン・ポモドーロ。
中に練り込まれているのは、
トマトジュースとトマトのお酒に漬け込まれたドライトマトやトマトピューレです。
そりゃトマトも香るはずだ。
サワムラさんのパンは、香り豊かであることも特徴のひとつかもしれません。
甘いパンで注目株が、10月のあたまに開催された世田谷パン祭りの「三宿三色パンコンテスト」で
テイスト賞というのを獲得したという「和み三色パン(500円)」でしょうか。
三色の内訳は「抹茶と杏」「紫芋と黒糖、バニラビーンズ」「鳴門金時、南瓜と黒豆かのこ」だそうです。写真がなくてすみません。
私も食べてません。食べたいです。おいしそう!
(ただし、販売は10月末までとのこと。急がねば)
というわけで、甘いパンから次につなげるパンをピックアップいたしました。
シナモンロール。
ラムの風味が効いてる旨いレーズンが巻き込まれています。
牛乳とバターたっぷりのパンオレの生地。
外側の良く焼けた生地とシナモンシュガーの組み合わせも良いですが
内側のしっとりした生地とシナモンシュガーの組み合わせもこれまた秀逸です。
カロリーのことは考えないようにしていますが、見た目ほど甘くないです。
きっと生地とレーズン、シナモンシュガーにアイシング、それぞれがおいしくて調和しているから。
というわけで、次回はシナモンロールを中心にお届けいたします!
Bread & Tapas Sawamura
住所:東京都港区南麻布5-1-6
電話:03-5421-8686
営業時間:7:00~22:00
定休日:なし
(写真・文 マツナガナオコ)
PROFILE マツナガナオコ
佐賀県出身。2009年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。料理写真家のアシスタント時代にパ
ン愛に目覚める。趣味は茶道。最近は語学にも精力的に取り組む(ヨーロッパにパンを食べに行くため)
>パン画像蒐集ついでのパン屋ガイドブログ
※ 掲載商品の価格は、消費税抜きの価格です(2015年10月時点)。