SUMAU'S SCENE

2014.09.16

現代アートの国際展 「ヨコハマトリエンナーレ2014」

3年に1度開催される現代アートの国際展、いまや日本各地で開催されているトリエンナーレですが、「まちにひろがるトリエンナーレ」をテーマにしたヨコハマトリエンナーレは、立地的にも、はじめての方でも訪れやすいのではないでしょうか。世代や国を越えた幅広いアーティストたちが参加した芸術の祭典で彩られた横浜を、訪れてみました。

 

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横浜臨海エリアに現代アートが集まったヨコハマトリエンナーレ2014。横浜美術館入り口前で構えるのは錆びた鉄でつくられた「低床トレーラー」(2007)。緻密な細工が施されたヴィム・デルボア氏の作品だ(左下)。

 

晴れわたった秋の1日

横浜で現代アートを体験

 

ヨコハマトリエンナーレ2014にいってきました。

 

長い雨の日が続いて、やっと晴れた平日。

 

夏が大好きな私は、戻ってきた夏空がとても嬉しかったけれど、空気はもう秋の匂い。

 

芸術の秋!そうだそうだ、と思いながら、歩いていくと、待ちかまえていたのは錆びた鉄でつくられた「低床トレーラー」。緻密な細工が施された、ヴィム・デルボア氏の作品でした。

 

美術館に入ると、目の前の大きなガラスの入れ物に、力強く破壊された部品たち。これも作品かと思いきや、「アーティストが失敗作や過去の作品を捨てるゴミ箱」だという。マイケル・ランディ氏の作品「アート・ビン」。日に日に量が増えていくことを想像してみる。

 

階段を昇っていくと、釜が崎芸術大学の方々による作品群。

 

勢いがあって、学園祭のようで、にぎやかな声が聞こえてきそう。想い想いの書が羽のように羽ばたいていました。

 

私が一番好きだったのは松井智惠さんのイラスト、「一枚さん」。

 

毎日一枚描いているという、色とりどりの、女の子の空想のお絵かき。やさしい気持ちになって「わたしも毎日絵日記書こうかな」と想ってみたり。書いていないけれど。

 

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美術館中央に配置された大きなガラスの入れ物に、力強く破壊された部品たちが。マイケル・ランディ氏の作品「アート・ビン」(2010)。

 

釜ヶ崎芸術大学の展示ブース。天井に貼られた労働者の方々の書が力強い。

釜ヶ崎芸術大学の展示ブース。天井に貼られた労働者の方々の書が力強い。

木村浩の4枚組の絵画作品「言葉」(1983)。写植書体を忠実に再現してカンバスに1点ずつ描かれている。

木村浩氏の4枚組の絵画作品「言葉」(1983)。写植書体を忠実に再現してカンバスに1点ずつ描かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裁判所(コート)の大きな赤いチェアに驚かされる「法と星座・Turn Coat/Turn Court」。京都アンデパンダン展における林剛と中塚裕子による10年間(1983~93年)の表現活動をもとに試みられた「創造的アーカイブ」。

裁判所(コート)の大きな赤いチェアに驚かされる「法と星座・Turn Coat/Turn Court」。京都アンデパンダン展における林剛氏と中塚裕子氏による10年間(1983~93年)の表現活動をもとに試みられた「創造的アーカイブ」。

 

「法と星座・Turn Coat/Turn Court」は、同じコートでも緑のテニスコートも表現されている。

「法と星座・Turn Coat/Turn Court」は、「コート」でかけて、裁判所(コート)の裏には緑のテニスコート。

私が一番好きだった松井智惠さんの「一枚さん」(2013)。毎日一枚描いているという、色とりどりの、女の子の空想のお絵かき。

私が一番好きだった松井智惠氏の「一枚さん」(2013)。一枚一枚がとてもかわいらしいイラスト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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