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錦秋に彩られた都心の紅葉の名所を訪ねてさんぽ。意外に自然が多く残っている東京都心では、身近に紅葉を楽しむことができます。赤や黄が織り込まれた「錦絵」のような美しい紅葉をめぐりながら、都会ならではの自然を満喫してきました。

 

 

 

 

都会を彩る

鮮やかなイチョウやモミジ

 

暖かい気候と雨の日が続いた今年の11月。

 

例年より遅れて色づきはじめた紅葉をさがして、さんぽに出かけました。

 

明治神宮外苑のイチョウ並木は、約300mに146本のイチョウがまっすぐ空に向かって伸びる姿が神々しい。

 

青山通り口から樹高の高い順に植えられて遠近感が強調されているそうです。

 

ニューヨーク発の大人気ハンバーガーレストラン「Shake Shack®」（シェイク シャック）の日本1号店が11月13日にオープンしたばかりで、その味を求めて長い列ができていました。

 

 

 

 

東京都指定文化財の「名勝」に指定されている等々力渓谷。

 

環状8号線の真下に広がる蒼々たる幽谷は、まさに都会のオアシス。

 

隣接する等々力不動尊では、イチョウでできた黄金の絨毯が一面に広がっていました。

 

不動尊から渓谷へ降りてゆく階段の脇には、甘味茶屋「雪月花」。川のせせらぎを聞きながらいただくお抹茶は、風情があります。

 

 

 

 

 

 

明治の元勲・陸奥宗光の邸宅であった旧古河庭園は、丘の上に建つ洋館とバラ園と、ふもとに広がる日本庭園が美しく調和した閑静な庭園。

 

洋館の設計は、旧岩崎邸庭園洋館・鹿鳴館・ニコライ堂などを設計した英国人ジョサイア・コンドル博士。

 

日本庭園は、山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園などを手がけた、京都の庭師植治こと小川治兵衛氏の手によるもの。

 

モミジ200本の紅葉と庭園の緑が、二色で織りなす景色は言葉を失うほど美しい。