SUMAU'S SCENE
西欧の香りと下町文化が共存する街・浜町
東京日本橋・七福神めぐり
七福神が宿る街・東京日本橋。浜町から人形町にかけて、下町情緒を残しながらも、西洋風の歩道や公園が広がり、隅田川の穏やかな空気が流れています。七福神めぐりをしながら、秋のさんぽをしました。
東京の中心・日本橋は
都会の雰囲気の中に江戸情緒が漂う
東京・日本橋に七福神めぐりをすべく、降り立ったのは都営新宿線・浜町駅。
地下鉄の階段を昇ると、西洋の街並みのようなレンガの歩道に、ベンチと紅葉し始めた木々が並んでいました。
浜町公園を通って隅田川まで散歩。
色とりどりの花壇やすすきが茂ってイングリッシュガーデンのようです。
ガラスが可愛らしい建築のスポーツセンターの脇の小道を登れば、隅田川が一望できました。
西日にキラキラ光る水面の奥にはスカイツリー。
橋の下をくぐる水上バスと空を飛ぶかもめを眺めていると、セーヌ川にいるような気分になりました。
江戸下町の伝統の中で
日本橋七福神めぐり
さて、いざ、七福神めぐりに参りましょう。
七福神は、もともとインド・中国・日本で信仰されていた神々を、「仁王般若経」の「七難即滅、七福即生」にあやかり、「七福神」として信仰されるようになったそうです。
日本橋周辺には8つの神社にそれぞれの神様が祀られています。徒歩で1時間ほどで回れてしまうのも魅力です。
椙森神社では、毎秋、恒例のべったら市が開催されていました。
江戸時代から続く伝統あるお祭りで、大根を麹と砂糖で漬けた「べったら漬け」は、「べったり運がつく」と言われています。
好みの御朱印帳を買って、巡った今回のおさんぽ。
浜町駅から隅田川にかけての西洋のような散歩道の穏やかさと、人形町駅界隈の下町の活気を感じた、日本橋七福神巡り。
ご利益がありそうです。
(写真・文/川野結李歌)
Profile:川野結李歌
横浜生まれ。大学卒業後(美術史専攻)、2013年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。雑誌を中心に、ポートレート、映画、アート、建築など幅広く撮影。趣味は海外旅行、スケッチ、愛犬との昼寝。
東京日本橋・七福神めぐりで訪ねた場所
宝生弁財天(水天宮境内) 弁財天
住所:中央区日本橋蛎殻町2-4-1 電話:03-3666-7195
茶ノ木神社 布袋尊
住所:中央区日本橋人形町1-12-1
笠間稲荷神社 寿老神
住所:中央区日本橋浜町2-11-6 電話:03-3666-7498
椙森神社 恵比寿神
住所:中央区日本橋堀留町1-10-2 電話:03-3661-5462
松島神社 大国神
住所:中央区日本橋人形町2-15-2 電話:03-3669-0479
末廣神社 毘沙門天
住所:中央区日本橋人形町2-25-2 電話:03-3667-4250
小網神社 福禄寿
住所:中央区日本橋小網町16-23 電話:03-3668-1080