SUMAU'S SCENE
ボタニカル＆フラワー
緑と花に囲まれた癒しのカフェ
春が待ち遠しいこの季節に、行きたくなるのがフラワーショップと併設したカフェ。暖かい店内で、花を眺めながらいただくお茶は、心までほっこり。都内にも増えてきているなか、緑と花に囲まれた居心地のいいカフェ２軒をご紹介します。
冒険気分！ 大きなツリーハウス
広尾レ・グラン・ザルブル
モクモクと空に大きく広がる木をツリーハウスにしたカフェ、レ・グラン・ザルブル。
こどもの頃、夢に描いたようなツリーハウスが、広尾に実在しているんです。
ドラマのロケ地となって一躍有名になりました。
屋上テラスは、ツリーハウスの最上階。木の枝を間近に感じながらグランピング気分。
1階はフラワーショップ、フルール・ユニヴェセール。可愛らしい鉢植えが並びます。
1.2階は、店舗空間やディスプレイを強みとするフラワーショップ、フルール・ユニヴェセール。
3.4階が、カフェになっています。
無垢の木のぬくもりに包まれる2階の窓からは、木の枝の迫力。
えんぴつ型の小屋は、一人分の机と椅子。まさに秘密基地。
トムソーヤー気分満点、立派な木の幹の上に建つ小屋。レ・グラン・ザルブルはフランス語で「大きな木」という意味。
店正面、大きな幹にかけられた木のはしごを登ることもできます。
木の枝の上、えんぴつ型の小屋は、椅子と机があって、秘密基地のようで、こどもたちも大喜び。
屋上テラスは、木の葉を真横に、風がそよいで気持ちがいい。ストーブと毛布も用意されているので、冬でも暖かく、グランピング気分。
おまかせヘルシーデリプレート¥1230。美肌効果のビタミンがたっぷり。
りんごとレモンのタルト¥620。
こどもたちは探検気分で大喜び。
3階の店内は、無垢の木でできていて、窓からの木漏れ日が心地良い。
こどもは探検気分、大人はゆったり気分になれる、そんなツリーハウスです。
花のワークショップとオーダーメイドが人気
中目黒シュードゥリュバン
中目黒のシュードゥリュバンは、世界で活躍するフローリスト、川本幸代氏が手がけるカフェ。
アートフローラル国際コンクールに日本代表として、フランス大会に出場経験もある川本氏は、ウェディング業や空間演出にも精通しています。
中目黒のシュードゥリュバンは花やアレンジメントを扱うカフェ。フランス語で「蝶結び」という意味の店名です。
デザインをオーダーできるアイシングクッキーはプレゼントにも人気。
中目黒の線路沿いに続く目黒銀座商店街は、いわゆる中目黒のイメージとは異なる、昭和らしさが残る素敵な商店街。
その目黒銀座商店街の奥に、シュードゥリュバンはあります。
店内は、ブーケ、アレンジメント、ドライフラワー、アイシングクッキーが店内のいたるところに散りばめられています。
アレンジメントとアイシングクッキーのセットは￥3500〜。
オーナーの川本氏は、フランスで開催されたアートフローラル国際コンクールに、日本代表として出場経験もある国際派のフローリスト。
シュードゥリュバンの魅力は、ワークショップとオーダーメイド。
ワークショップは、川本氏が月１回のぺースで教えてくださいます。
プレゼントや結婚式の引き出物は、予算によってオーダー可能。
「東京カレンダー」でも紹介された「とろけるプリン」。
クロワッサンのランチは、サラダ・スープ・とろけるプリン・ドリンク付で¥1200。
カフェのメニューも女性にうれしいラインナップ。野菜たっぷりのプレートや、見た目も可愛らしいタルト。
客席も少なく、店員さんが間近に感じられて、通いつめたくなる、そんなお店です。
（写真・文／川野結李歌）
店内は、アットホームな雰囲気。
ドライフラワーも人気。
鉢植えの植物も扱っています。
Profile：川野結李歌
横浜生まれ。大学卒業後（美術史専攻）、2013年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。雑誌を中心に、ポートレート、映画、アート、建築など幅広く撮影。趣味は海外旅行、スケッチ、愛犬との昼寝。
今回訪ねたカフェ
レ・グラン・ザルブル（Les Grands Abres）
住所：東京都港区南麻布5-15-11
電話：03-5791-1212
営業時間：月～土／11:00～22:00（L.O.21:00） 日／11:00～19:00（L.O.18:00）
定休日：不定休
シュードゥリュバン（CHAU DE RUBAN）
住所：東京都目黒区上目黒2-43-6 LINKY1階
電話：03-6886-1167
営業時間：8：00～19：00
定休日：火曜日・第3水曜日
