SUMAU'S SCENE
カリブ海に浮かぶ、色鮮やかで美しい島
ラテンな国、キューバをさんぽ
アメリカとの国交正常化で注目を浴びる国、キューバにいってまいりました。コロニアル建築の町並みに走るアメリカン・クラシックカー、美しいカリブ海、新鮮なシーフード、魅力溢れるラテンな国をさんぽしました。
パステル色の町並み
キューバの歴史をたどる旅
羽田発カナダ経由で降り立ち、まず向かったのは、キューバ中央南岸の町、シエンフエゴス。首都ハバナから250キロの距離です。
「雨の真珠」ともいわれるシエンフエゴスは、フランス系移民によって1819年に建設された町。
砂糖やコーヒー、タバコ、皮革などの搬出港としても知られ、これらの関連産業企業によって工業地域も形成されています。
町の中心はホセ・マルティ公園。
周辺には、旧行政府の宮殿、サン・ロレンツォ学院、カテドラル、フェレル宮殿、トマステリー劇場など、19世紀に建てられたフランス新古典主義様式の建物が集まっています。
湾岸都市らしく、町全体が洗練された雰囲気です。
シエンフエゴスから東に40キロほどのトリニダーは、16世紀に建てられユネスコ世界遺産にも登録されている町です。
パステル色の壁と石畳、レンガの屋根が可愛らしい町並みです。
トリニダーはスペインの植民地時代に砂糖取引で栄えたという町。そうした歴史を垣間みることができて、コロニアル様式の建物も多く残っています。
市立歴史博物館は、ホセ・マルティ広場から伸びるシモン・ボリバル通りにある博物館。シモン・ボリバル通りはかつて富裕な農園主たちが豪奢な邸宅を建てた街路です。
市立歴史博物館も前身は「砂糖王」カンテロ邸あり、当時の豪華な家具がそのまま展示されていて、塔に登ると美しい町を一望できます。