SUMAU'S SCENE
現代アートの国際展 「ヨコハマトリエンナーレ2014」
3年に1度開催される現代アートの国際展、いまや日本各地で開催されているトリエンナーレですが、「まちにひろがるトリエンナーレ」をテーマにしたヨコハマトリエンナーレは、立地的にも、はじめての方でも訪れやすいのではないでしょうか。世代や国を越えた幅広いアーティストたちが参加した芸術の祭典で彩られた横浜を、訪れてみました。
晴れわたった秋の1日
横浜で現代アートを体験
ヨコハマトリエンナーレ2014にいってきました。
長い雨の日が続いて、やっと晴れた平日。
夏が大好きな私は、戻ってきた夏空がとても嬉しかったけれど、空気はもう秋の匂い。
芸術の秋!そうだそうだ、と思いながら、歩いていくと、待ちかまえていたのは錆びた鉄でつくられた「低床トレーラー」。緻密な細工が施された、ヴィム・デルボア氏の作品でした。
美術館に入ると、目の前の大きなガラスの入れ物に、力強く破壊された部品たち。これも作品かと思いきや、「アーティストが失敗作や過去の作品を捨てるゴミ箱」だという。マイケル・ランディ氏の作品「アート・ビン」。日に日に量が増えていくことを想像してみる。
階段を昇っていくと、釜が崎芸術大学の方々による作品群。
勢いがあって、学園祭のようで、にぎやかな声が聞こえてきそう。想い想いの書が羽のように羽ばたいていました。
私が一番好きだったのは松井智惠さんのイラスト、「一枚さん」。
毎日一枚描いているという、色とりどりの、女の子の空想のお絵かき。やさしい気持ちになって「わたしも毎日絵日記書こうかな」と想ってみたり。書いていないけれど。