SUMAU'S SCENE
石畳の歩道と南欧風の建物
東西の文化が混在するマカオ
マカオ半島中心部のセドナ広場から聖ポール天主堂跡へ。
この道のりは、観光地らしく飲食店やお土産やさん、アパレルショップが並び、とても賑やかです。
聖オーガスチン広場の周りには、ドン・ペドロ5世劇場、聖オーガスチン教会、ロバート・ホー・トン図書館が隣接しています。
あたかも南欧の街を歩いているような気分。大航海時代のポルトガルとのつながりを感じるエリアです。
北へ少し歩いたラザロ地区は、石畳の歩道と南欧風の2階建ての長屋が続いています。
マカオ半島は、徒歩でも十分回れてしまいます。端から端まで歩くとおよそ4時間くらいです。
歩くのに疲れたらバスに乗ったり、お茶をしたり、自由気ままに街歩き。
治安がとてもよく、同じアジアなので、日本人が目立たないのも、安心して街歩きできる理由。人力三輪車もおすすめです。
夜は、ゴージャスなホテルがひしめく新口岸エリアへ。
カジノをしなくても、煌びやかなネオンやホテルのエンターテインメントショーを見るだけで「これぞマカオの醍醐味!」感を楽しめます。
東洋と西洋の文化が混在する魅力満点のマカオ。弾丸トラベルに訪れてみてはいかがでしょうか。
(写真・文/川野結李歌)
Profile:川野結李歌
横浜生まれ。大学卒業後(美術史専攻)、2013年よりフリーランスのカメラマンとして活動中。雑誌を中心に、ポートレート、映画、アート、建築など幅広く撮影。趣味は海外旅行、スケッチ、愛犬との昼寝。
マカオ歴史市街地区
マカオは、香港からは西に約60kmの距離にある、中華人民共和国の特別行政区。16世紀半ば、ポルトガル人がマカオに定住したことで、建築、アート、伝統、宗教などは、東洋と西洋、中国とポルトガルの各文化を融合した色彩を持っている。
マカオ半島の中心「マカオ歴史市街地区」は、2005年に世界遺産に登録。22の歴史的建築物と8カ所の広場を含む地域は、東西文化が融合・共存したマカオならではのユニークな歴史の証となっている。