SUMAUレストランクルーズ

2014.02.26

ワインとチャイニーズ
このハッピーな関係を知ろう!
【外苑前】

昨年夏のオープンから、メディアや食通の間で話題を集め、一躍人気店に上り詰めたワインバー、楽記(らっき)。

至極の自然派ワインと、香港に行かずして本場の味が楽しめると噂の「焼味(シュウメイ)」、その絶妙なマッチングはまさに“必食”です!

 

ワインと合わせるのが新鮮

炭火で焼く香港名物のロースト料理

 

Vol.23 楽記@外苑前

 

東京では中国料理のバリエーションが広がっています。

本格的な四川料理のレストランが増えていることもそうだし、マニアックな少数民族の料理に特化したり、包子などの点心専門店ができたりと、思い思いのタイプが登場。そんな流れの中でワインと楽しむチャイニーズというのも、もはや一ジャンルを確立しつつあります。

 

なかでも、楽記は傑出した存在。ワインバーでありながら、香港の「焼味」が名物です。「焼味」は、日本ではまだ本格的に食べられるお店は少ないけれど、香港ではポピュラーな料理。鶏肉や鴨、豚肉を釜でローストしたもので、優しく甘辛い味付けが特徴。八角などの独特なスパイスの香りが漂い、どこかノスタルジックな気分にさせます。

 

 

ここでの主役はあくまでワイン。そのためメニュー数は決して多くはありませんが、料理のクオリティはレストランに引けを取らないものばかり。

 

料理長を務める名田定広さんは、銀座にある「福臨門酒家」やザ・ペニンシェラ東京の「ヘイフンテラス」といった、グランメゾン級のレストランで経験を積んだ実力派です。

焼味を作るための釜は、香港からやって来た特注品。大きな釜で、炭火でじっくり焼き上げているので、しっとりとした食感に焼き上がります。

 

楽記を手掛けたのは六本木の人気ワインバー「祥瑞(しょんずい)」のオーナー勝山晋作さん。今、注目されている「ヴァン・ナチュール」(ビオ・ワイン、自然派ワインなどとも呼ばれることもあります)の先駆者としても知られるだけに、ワインのセレクトも魅力のひとつです。

 

優しい旨みや複雑味があるヴァン・ナチュールとジューシーな焼味は、今まで出合わなかったのが不思議に思えるほど、すんなりと馴染んでいます。

 

ここ楽記で、新しいワインの楽しみを発見してみませんか?

関連記事一覧