SUMAUレストランクルーズ
ナポリの熱い風を感じる
本場仕込みのピッツェリア
【武蔵小山】
気の合う仲間と一緒に、ピッツアや南イタリアの地ワインを本場の流儀で楽しんでみませんか。
南イタリア・カンパーニャの食と
開放的な空間で至福の時間を
Vol.26ラ・トリプレッタ@武蔵小山
日本でも美味しい本場のピッツァが食べられるお店が増えています。
2014年2月にオープンしたピッツァリア、ラ・トリプレッタもそのひとつ。
ピッツァイオーロ(ピザ職人)は、ピッツァ発祥の地ナポリの名店「マリーノ」で修業した太田賢二さん。
厨房には、イタリアから職人を呼び寄せて作った薪窯があります。
こちらはイタリアの石を使っているため総重量は6トン以上。なんと日本製の一般的な薪窯の3倍以上の重さがあるのだそう。そこで安定した高温でピッツァを焼くことができるといいます。
「マリーノ」のピッツァは、時間をかけて生地をしっかり寝かせ、小麦の甘さや香りが引き立った生地が特徴です。
同じ製法で作る太田さんのピッツァも、噛みしめるとモチモチと弾力があり、小麦の美味しさが広がります。
州都ナポリを含むカンパーニャ州は、素材を生かしたシンプルな料理が定番。
タコとジャガイモのサラダや薪窯で焼く野菜など、飾らないけれど、毎日でも食べられそうな普遍的な安らぎが宿っています。
その土地の料理には土地のワインが一番合うという信念から、ワインリストもすべてカンパーニャ州。
南らしいアロマティックな白ワインや大らかな赤ワインなど、どれも食事にぴったりです。
「イタリア人は、自分のスタイルで店を使いこなします。そんな風に、この店も自由に使ってもらえたら」という太田さん。
ピッツァ1枚をサクッと食べるのもいいし、前菜からメインまでレストランのようにゆっくりと食事を楽しむこともできます。
武蔵小山の飲み屋街の一角というロケーションもユニーク。
路地に向かって大きく開いた開放的な造りで、まるでナポリの裏路地にあるピッツェリアがひょっこり現れたみたいなサプライズ感が魅力です。
タコとジャガイモ、セロリのサラダ 900円
カンパーニャの伝統的なサラダのひとつ。
低温で調理した柔らかいタコとジャガイモに
黒オリーブの塩気がアクセントに効いている。
マルゲリータ 950円
薪の香りをまとった香ばしい生地は噛みしめると小麦の風味が豊か。
一人で1枚ぺろりと食べられるほど軽やか。
しっかり熟成した生地を使い、自慢の薪窯で焼き上げる。
気取らない雰囲気が早くも地元で愛されている。
La TRIPLETTA
ラ・トリプレッタ
住所:東京都品川区小山3-13-12
電話: 03-6451-3537
営業時間: 11:30 〜15:00(LO 14:30)
17:30 〜23:00(LO 22:30)
定休日:第3火曜日休
席数:40席
メニュー:ランチ1,000円~、ディナーはア・ラ・カルトのみ。
カード:可
HP:https://www.facebook.com/PizzeriaLaTRIPLETTA
(取材&文・岡本ジュン 写真・貝塚隆)
PROFILE 岡本ジュン
フリーランスエディター・ライター。レストラン、料理、旅行、ライフスタイル、健康などの取材を中心に執筆。とくに飲食店、生産者、ワイン、日本酒など、食べ物に関する取材は15年以上に渡って数多く担当。モットーは“おいしい料理とお酒には逆らわない”。
※掲載価格は消費税(8%)を含む税込価格です(2014年5月30日現在)。