SUMAUレストランクルーズ

2017.03.29

深夜の西麻布で
美味なる肉三昧
【西麻布】

春めいてくると夜のお出かけが楽しくなって、つい遅くまで入れるお店を探してしまいます。

最近は深夜営業のレストランも増えていますが、今回ご紹介するこちらもそのひとつ。

遅いディナーもウエルカム、深夜でも美食がいただける心強い味方です。

 

Vol.60 グルマンディーズ@西麻布

 

親密な小箱のレストランで

リラックスしたディナーを

 

西麻布交差点にほど近い、ビルの小さな階段を上がると現れるグラマンディーズ。

重厚な扉の奥には、大きなメインテーブルに落ち着いた色調のキャビネット、

まるで個人宅のダイニングに通されたような不思議な空間が待っています。

 

プライベートダイニングのようなこのレストランのシェフは長谷川北斗さん。

フランスで6年間修業し、その間にパリの2つ星レストラン『ルレ・ルイ・トレーズ』では

スーシェフまで勤めた腕の持ち主。そんな長谷川シェフですが、お店を開くにあたって求めたのは楽しさと温かさ、そして極上の肉でした。

 

その確かな技術力を駆使してこの店で提供するのは、日本人に食べてもらいたいフレンチ。

体に負担のない重過ぎない料理と瑞々しい野菜をたっぷりと味わえます。

 

 

02+03

 

 

メインは肉。神戸出身という長谷川シェフが知り合いから仕入れる三田和牛を中心に提供しています。

 

「霜降りと赤身、そのどちらの美味しさもバランスよく持つ肉が美味しいと思っています」という長谷川シェフ。旨みのある赤身にほどよく脂が入った肉を選んでいるといいます。

 

ポーションが選べるのもうれしいところで、肉は100gから焼いてもらうことができます。

様々な部位を少しずつ食べたいというわがままもお好みのままに。

 

2~3人でシェアするスタイルで、一皿のボリュームは大きめ。ですがお腹の具合と相談で、ポーションのリクエストはできる限り対応してもらえるそう。そんなところもプライベートダイニングと呼ぶにふさわしいレストランです。もちろん料理を引き立てるワインも充実しています。

 

深夜まで営業するので、夜12時をまわってもしっかり食事ができるのはこのエリアで貴重な存在。

そんなこともあって、遅い時間は多くの料理人がこっそり訪れるといいます。

 

夜更かしが楽しい春の晩、深夜に美味しいものを食べにでかけるならここを目指して。

 

 

3種類の肉盛り合わせ 食べたい部位を100g~好きなだけ焼いてもらえる。 各100gで、左からハラミ1,800円、リブロース2,400円、もも肉1,800円

3種類の肉盛り合わせ
食べたい部位を100g~好きなだけ焼いてもらえる。
各100gで、左からハラミ1,800円、リブロース2,400円、もも肉1,800円

 

 

国産牛モモ肉のカルパッチョ 3,500円 厚みのある赤身のもも肉は食べごたえもある。 玉ねぎのドレッシングがけでさっぱり味わう。

国産牛モモ肉のカルパッチョ 3,500円
厚みのある赤身のもも肉は食べごたえもある。 玉ねぎのドレッシングがけでさっぱり味わう。

 

 

ワインはフランスが中心に揃う。グラス1,000円~。 ブルゴーニュはボトル売りのみで6,000円~

ワインはフランスが中心。グラス1,000円~。
ブルゴーニュはボトル売りのみで6,000円~

 

 

メインのテーブルのほか、カウンター席が4席用意されている。

メインのテーブルのほか、カウンター席が4席用意されている。

 

 

08

 

グルマンディーズ

Gourmandise

 

住所:港区西麻布 3-17-23 プティコワン西麻布 2F

電話:03-6455-5338

営業時間:18:00〜翌3:00(LO翌2:00)

定休日:火曜

席数:13席

メニュー:パクチー・ミント・バジルのサラダ1,800円、本日の前菜2,000円~、スモークサーモンとクスクス3,500円、本日のパスタ1,500円~、ラムラック2,400円(2本)ほか

 

(取材&文・岡本ジュン 写真・貝塚 隆)

 

 

PROFILE  岡本ジュン

“おいしい料理とお酒には逆らわない”がモットーの食いしん坊ライター&編集者。出版社勤務を経てフリーに。「食べること」をテーマに、レストラン、レシピ、旅行などのジャンルで15年以上に渡って執筆。長年の修業(?)が役に立ち、胃袋と肝臓には自信あり。http://www.7q7.jp/

 

※別途サービス料10%

※掲載価格は税込価格です(2017年3月現在)

 

 

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