SUMAUレストランクルーズ

2014.06.27

今夜は気分を変えて
東京の中のエジプトへ
【西麻布】

鬱々しい梅雨の時期は、おいしいものを食べてリフレッシュするのがいちばん。たまには目先を変えて、からだに優しいアラブ料理というのもおすすめです。アラビアンナイトを思わせるゴージャスな店内で、ヘルシーでスパイシーな一夜を過ごして。

 

オリーブオイル、豆、野菜をふんだんに使った

新しい発見がいっぱいの味に注目

 

Vol.27 ネフェルティティ東京  @西麻布

 

東京には各国料理が驚くほどあります。それこそレストランだけで世界一周食の旅が楽しめるほどに。

でもきっとまだ探索していない料理があるはず、という視点で選んだのがここ。

アラブとヨーロッパ、西洋とオリエンタルが交わるエキゾチックなエジプト料理。

 

どんな料理だろうとワクワク半分、未知への怖さ半分(?)で一歩足を踏み入れると、天蓋付きのソファ席が圧倒的にエキゾチックなムードで出迎えてくれます。

 

この濃厚なエジプト文化の洗礼を浴びるインテリアとはうらはらに、実はメニューはシンプルで身体に優しい料理が主流です。

 

2

 

エジプト料理というとすぐに「シシカバブ」などをイメージしがち。でも、エジプトは地域的に地中海エリアに属しているので、食文化は地中海料理がベースにあります。

 

オリーブオイル、玉ネギ、にんにく、野菜や豆がよく使われる食材で、想像以上にヘルシー。肉類も炭火で焼くので、脂がほどよく落ちて、けっしてしつこくありません。

 

ギリシャやイタリアなどに比べると、スパイスやハーブを多く使うエジプト料理は、複雑さがあって爽やか。辛くないから、ワインに合うところも今の気分にぴったりです。

 

シェフはエジプトの5ツ星ホテル出身の腕利きとあって、高級料理のハトの詰め物「ハマム・マハッシ」なども見事な焼き上がりです。

 

湿気が憂鬱な梅雨のシーズンは異文化の香り漂うレストランで気分をすっきりとリフレッシュ。

それこそが食の国際都市・東京にいる醍醐味かもしれません。

 

3

ホムモスとファラフェル 1,640円

ピタパン(250円)に、ヒヨコ豆のペースト「ホムモス」と「ファラフェル」を

挟んでサンドイッチに

 

 

4

ハマム・マハッシ 3,500円

味付けしたごはんを詰めたハトのロースト。スパイスが香るハトが香ばしい。

ごはんと合わせると美味しさも倍増

 

 

5

オム・アリ 720円

ココナッツミルクにドライフルーツやナッツ、パイ生地を加えて

グラタン仕立てに。消化がいいので、エジプトの子どものおやつの定番だとか

 

 

▲店内のあちこちにエジプトの歴史を感じる飾りが置かれている

▲店内のあちこちにエジプトの歴史を感じる飾りが置かれている

 

 

 

7

 

ネフェルティティ東京

 

住所:東京都港区西麻布3-1-20 Dear西麻布1~2階

電話:03-6844-8208

営業時間:11:30~15:00 17:00~翌1:00(金曜・土曜~翌5:00)

定休日:無休

席数:120席

メニュー:レンズ豆のスープ720円、タブレ720円、シシカバブ1800円、魚料理1,800円~、タジン鍋料理1,800円~。コース3,980円、5,980円ほか。

カード:可

HP:www.nefertititokyo.com/index.html

 

(取材&文・岡本ジュン 写真・加藤タケ美)

 

 

PROFILE  岡本ジュン

フリーランスエディター・ライター。レストラン、料理、旅行、ライフスタイル、健康などの取材を中心に執筆。とくに飲食店、生産者、ワイン、日本酒など、食べ物に関する取材は15年以上に渡って数多く担当。モットーは“おいしい料理とお酒には逆らわない”。

http://www.7q7.jp

 

※掲載価格は、消費税込みの価格です。(2014年6月27日現在)。

 

 

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