注目のデザイン
天然素材の革とウッドの絶妙な融合
大人デザインのレザープロダクト
日本伝統の「突板(つきいた)」技術が可能にした
天然素材のレザーとウォールナットとのコラボ
レザーとウッドは、身近な天然素材の代表格だ。木のフレームに革を張った家具などもよく見かける。
しかし、小物となると「レザー&ウッド」の組み合わせは限られてくる。柔軟性のある革と硬質な木では素材の特性がまったくちがい、それゆえ加工の方法も必要なケアも異なってくるからだ。携帯性も耐久性もデザイン性も損なわず、革と木、両方の素材のよさを活かして組み合わせることは、思いのほか難しいのである。
東京に工房を構える革ブランド「varco」は、木材を極薄くスライスする「突板」の技術に注目した。天然木の突板は、通常、化粧板のトップなどに使われる。じつはこの日本の突板、世界トップクラスの技術力を誇っているという。
質感を損なうことなく均一に薄くスライスされた突板に、割れを防止する特殊加工を施し、ヌメ革と縫い合わせる。ブラックウォールナットの美しい木目と上質な革とのコラボから誕生したのが、「リアルウッドシリーズ」なのだ。
革の断面の処理も美しく、高級感が漂う。
開閉時の動きのなめらかさと開閉頻度の高さを考慮し、しっかりとしたダブルタイプのファスナーを採用している。
2ヵ所に分かれた札入れ、マチ付きの大きなコインポケット、カード用の8つのポケットを備えた「ラウンドジップ ウォレット」。/2万2575円
札入れ、コインポケット、カード入れが一体になった「スタンダード ウォレット」。ウッドの外付けポケットも便利。/1万5540円
4つのポケットをシンプルにまとめた「カードケース」。ウッドのアウトポケットはデザイン的なアクセントにもなっている。/4725円
円柱型の「キーカバー」は、内側と外側に異なるカラーを採用。開いたときのコントラストが印象的だ。/3990円