注目のデザイン
デザイナーとのコラボで誕生した
縁起モノの動物がモチーフの盛り塩器
メイド・イン・ジャパンにこだわったものづくりを通じて豊かなライフスタイルを提案する「WDH」より、縁起モノの動物をモチーフにした盛り塩器が登場しました。スタイリッシュでセンスあふれるデザインは、アロマやお香を炊くように、リフレッシュアイテムとしてインテリアに取り入れるのもおすすめです。
鶴、亀、梟など縁起物の動物をモチーフにした
「動物縁起もりしお」が登場
「盛り塩」は、日本に古くから伝わる風習で、商売繁盛や千客万来などの縁起担ぎや幸運を招くための浄化、厄除けなどとして玄関の両脇や家の中に置かれてきました。今でも、飲食店の玄関脇などでよく見かけますよね?
そんな日本古来の風習である盛り塩を、現代のライフスタイルに取り入れやすいデザインに仕上げたのが「WDH」から発売された「動物縁起もりしお」。
鶴、亀、梟、兎、鯉の、縁起が良いとされる5つの動物がモチーフになった盛り塩器は、一つひとつに込められた意味も異なります。
「鶴」は長寿や愛情、「亀」は長寿や金運、「梟」は学問向上や商売繁盛、「兎」は“月”と“ツキ”をかけて幸運、「鯉」は出世や成功の象徴となっています。
また、誰でも簡単に美しい盛り塩がつくれるように、円錐型の盛り塩固め器が付いているのもうれしいポイント。
使い方は、玄関の入り口や寝室、仕事用のデスクなど、清めたいと思うところに置くだけ。
日本の伝統技術にこだわったハイセンスなブランドと
変幻自在の新たな表現を得意とするデザイナーとコラボ
「WDH」は、日本各地の伝統技術の中から最高峰のものづくりを生み出し提案するブランド。
社名の「WDH」とは、人がものを購入する際に必要とするサイズ(幅・奥行き・高さ)の略で、常に幅広い製品を生み出し、人々のライフスタイルの奥行きを深め、実用的で経年変化を楽しめる愛着あるものづくりを目指しています。
そして今回盛り塩器のデザインを担当したのは、プロダクトデザインを軸に新規ブランドや地場産業事業の商品企画など多岐に渡り活躍する、YOSHIO GOODRICH DESIGNの吉冨寛基(よしとみ・ひろき)氏。
器は日本屈指の陶磁器産地である岐阜県瑞浪市で製造され、職人の手で一つひとつ丁寧に磨き上げられています。
透明感のある白磁器に金・銀のワンポイントを施し、陰影によって動物が浮き上がって見えるという、立体感のあるつくりになっているのも特徴。
付属の盛り塩固め器についても、素地を熟練の手で丹念に磨くことで、あえて塩を盛ったようにも見えるざらつき感のある仕上がりになっているのだとか。このように、随所にちりばめられたこだわりにもぜひ注目したいところ。
「盛り塩」というと、どこか形式張った堅苦しいイメージもありますが、こんなにスタイリッシュなデザインなら現代のインテリアとの相性もバツグン。アロマやお香と同じ感覚で、盛り塩のある生活を気軽に楽しんでみたくなりますよね。
これから新年を迎える準備にはもちろん、海外の方へのお土産にも喜ばれること間違いなしの逸品。古き良き日本の風習を、この機会に改めて見直してみませんか?
(文・開 洋美)
「動物縁起もりしお」鶴亀セット。価格は5000円(税抜き)。素材は白磁で、もりしお器が1個付いている。
「鶴」/金、「亀」/銀、「梟」/金、「兎」/銀、「鯉」/銀、それぞれ価格は3000円(税抜き)。素材は白磁で、もりしお器が1個付いている。12月には古くから人々に愛され、福を招くとされる「猫」が発売予定。
吉冨 寛基(よしとみひろき)
1980年、福岡県糸島市の生まれ。
2004年に多摩美術大学環境デザイン学科を卒業。
プロダクトデザインを軸にそこから派生していくさまざまな事象に携わる。
http://www.yoshiogoodrich.com/
株式会社 WDH
住所:神奈川県横浜市港北区仲手原2-25-18-201
電話: 045-401-3112