注目のデザイン
東京に住んでいても使いたくなる東京土産
現代デザインの有田焼「TOKYO ICON」
東京の魅力を69のアイコンで表現した有田焼による「TOKYO ICON」が誕生した。400年の歴史を誇る有田焼と江戸・東京の地域デザインによるコラボレーションで、焼き物に触れながら、世界都市TOKYOの見どころや味わいどころが楽しめる。プレート、カップ、マグネットの3アイテムで、プレートはSとLの2サイズが用意される。
雷門、寿司、相撲、東京タワー、山手線、メイド喫茶まで
江戸から東京、新旧さまざまな東京の名物をデザイン
江戸時代から現在までの400年余り。政治や経済の中心地として栄え、独自の文化を発信し続けながら、21世紀の東京になった。
江戸・東京にはさまざまな名物がある。建物、芸術、芸能、食べ物、乗り物など、69個の「東京を象徴するもの」を集めてデザインした新しい東京土産が「TOKYO ICON」だ。
歌舞伎や相撲、落語など江戸時代から続く大衆文化。
寿司や天丼、そばなどの食文化。
東京タワーや皇居などの建物。
忠犬ハチ公や雷門など街のアイコン。
山手線や人力車などの乗り物。
三社祭、花火、招き猫もある。
大皿と、蕎麦猪口のようなカップには、全69種のアイコンが整然と並べられ、漢字の「東京」、ひらがなの「とうきょう」、カタカナの「トーキョー」、ローマ字の「TOKYO」が配置されている。小皿とマグネットにはアイコン1種類が単体で配置される。
イラストというよりシンプルな線でアウトライン化したアイコンは、単純でわかりやすく、ポップでユーモアに溢れている。どこか懐かしくもあり、現代的でもあり、老若男女を問わずに楽しめるデザインだ。
400周年を迎えた有田焼のKIHARAが
江戸・東京エリアとコラボレーション
江戸・東京をテーマにしたTOKYO ICONだが、都内で生産されているものではない。「染付」でアイコンを描いた白磁は、プレートとカップを有田で、マグネットは波佐見で製造している。
400周年を迎えた有田焼と、400年の歴史を持つ江戸・東京。地方と都市が工芸とデザインでつながり、発信する器とマグネットは、お互いのよさを引き立て合う。
昭和の香りが少し残っているようで、20年後にも古びることがない普遍性を持ったデザイン。きっと、昨今のデザインが好きな人にも、懐古的なデザインを好む人にも受け入れられる。
販売元は、有田焼のデザインプロデュースを行う有田の産地商社「KIHARA」。
佐賀県に生まれ、青山にオフィスを構える中尾千絵氏の「ちえのわデザイン」がグラフィックデザインを手がけ、向島生まれの三井浩氏と浅草生まれの三井千賀子氏が隅田川のほとりのオフィスで展開する「三井広告事務所」がコピーライトを担当。
また東京に生まれ、九州大学大学院芸術工学研究院で教鞭を取った経歴を持つ近藤康夫氏の「近藤康夫デザイン事務所」がプロデュースした。
佐賀に暮らす人の有田焼に対する愛情と東京に対する憧憬。東京に住まう人の有田焼に対する憧憬と東京に対する愛情。ふたつが表裏一体となって、ひとつの世界を作り出している。
東京の「いいとこ」がギュッと詰まった有田焼。使っても飾っても楽しいし、外国人にプレゼントしてもまちがいなく喜ばれるだろう。
見て楽しく、使って満足するTOKYO ICONは、9月上旬から全国のインテリアショップおよび「KIHARA」のオンラインショップで販売が開始された。69種類のアイコンを眺めながら、東京の魅力を再発見してみては?
株式会社キハラ
住所:佐賀県松浦郡有田町赤坂丙2351-169
電話:0955-43-2325