注目のデザイン

2013.11.18

ダイソンのDNAが生んだ
次世代LEDライトが日本初上陸

ミラノサローネで注目されたダイソンのLED照明。最新の技術を搭載し、デザインコンシャスな「CSYS(シーシス) LEDライト シリーズ」がついに日本に上陸した。デザインを手がけたのはジェイク・ダイソン・プロダクトのジェイク・ダイソン。サイクロン式の掃除機で知られるダイソンの創始者、ジェームズ・ダイソンの息子である。

 

垂直と水平の2本のバーを十字に組みわせた

機能性重視のシンプルでスマートなデザイン

 

次世代LEDライトの構造は実にシンプルだ。垂直と水平。2本のバーを十字に組み合わせただけのように見える。

 

しかし、デザイナーのジェイク・ダイソンは「見た目のデザインではなく、機能のデザインを重視している」と言う。そこには画期的なテクノロジーと高い美意識が注ぎ込まれているのだ。

 

ジェイク・ダイソンは、サイクロン式掃除機で知られる、ダイソンの創始者サー・ジェームズ・ダイソンの息子である。いわばダイソンのDNAが流れているのだ。

 

CSYS(シーシス)のアームは、縦、横、360度回転という3つの軸で自在に動かせるよう設計されている。いわばX軸、Y軸、Z軸という、物体の位置を決定する座標軸の考え方からだ。

 

垂直の支柱と水平のライトのアームを接続するホイールを高い精度でアジャストすることで、フレキシブルに、正確に、滑らかな動きで光源の高さや角度を決める。

 

さらに調整した位置をそのまま保持できるようになっている。しかも、ライトを動かすのに必要な力は指一本で十分に足りてしまうのだ。

 

構造のヒントになったのは建設用のクレーンやエレベーター、そして製図用のドラフターだ。既存のパーツを組み合わせるのではなく、LEDチップ以外のすべてのパーツを自社で設計し、じつに2年という歳月をかけて完成させたという。

 

精密工学に基づいたデザインを採用し、手間と時間を惜しまずにつくりあげたCSYS(シーシス)。機能的で使いやすく、シンプルなデザインながら、ミニマルな美しさを持つライトなのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイソンのLED照明。デザインコンシャスな「CSYS(シーシス) LEDライト シリーズ」が、最新の技術を搭載して日本に上陸した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デザインしたジェイク・ダイソン。サイクロン式掃除機で有名な、ダイソンの創始者サー・ジェームズ・ダイソンの息子である。いわばダイソンのDNAが流れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

機能的で使いやすく、シンプルなデザインながら、ミニマルな美しさを持つLEDライトだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

垂直の支柱と水平のライトのアームで光源の高さや角度を決められる。しかもライトを動かす力は指一本で足りる。

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