注目のデザイン
木のぬくもりを感じられるペーパークラフト
塗り絵が立体作品になる「木の紙スナップ」
子どもの塗り絵が立体パズルに? 平面素材である木の紙が立体作品になるペーパークラフトが登場した。クレコ・ラボから発売になった、紙と木とスナップを組み合わせた新しい立体パズル「木の紙スナップ」。インテリアとして飾っても楽しめる、これまでにない知育ステーショナリーに注目した。
好きな色を塗って、スナップを留めるだけ
かわいい動物がかんたんにできる!
「木の紙スナップ」は、本物の木を使っている紙なので、木のぬくもりに触れられるアイテムでありながら、平面素材をスナップで留めていくと立体の動物ができあがるクラフト雑貨だ。
すでに切り抜かれているためハサミは必要なく、スナップで留めて組み立てるので糊も不要。子どもから高齢者まで、誰でも「手づくり感」を楽しむことができる。
「ゾウ」、「キリン」、「カンガルー」、「クマ」の4種類がある「動物シリーズ」は、小さなお子さんの知育玩具としても最適。
色鉛筆やクレヨンで色を塗ることもでき、組み上がったマスコットは個性あふれるアート作品として飾ることができる。
ダークなウォルナットの木目を活かした「ウォルナットベア」は、ウッディな部屋にもシックな部屋にも似合う。インテリアに遊び心を採り入れたい方にもおすすめのステーショナリーだ。
国産の間伐材を活用したエコロジカルな素材「木の紙」
「折る」&「曲げる」で美しいラインが生まれる
素材は、わずか0.1mmという極薄い厚さに、スライスした木を紙に貼り合わせた「木の紙」。なめらかでぬくもりが感じられる木の質感と、曲げたり折ったり加工しやすい紙の特性を併せ持っている。
デザインは、アートディレクターの長谷川滋之氏が手がけた。
アメリカのワシントン州立大学でインテリアデザインを学び、ニューヨークと東京のデザイン事務所で働いた後、現在はシンガポールの「OTTO Solutions」でチーフデザイナーとして活躍している。
今回の「木の紙スナップ」は木の紙を製造・販売するクレコ・ラボと、長谷川氏が展開する「スナップボタンプロジェクト」のコラボレーションから生まれた。
長谷川氏は、学生時代から折り紙のように紙を使うデザインアプローチを行っており、照明や家具などいくつかのプロダクトをデザインしている。
「曲げたり、折ったりすることで、頭のなかや3Dソフトでは描けない綺麗な曲線や思いもつかなかったダイナミックな形が生まれる。スナップボタンとの出会いで留める要素が加わり、私のデザインアプローチの可能性は大きく広がりました」(長谷川氏)
立体パズルを組み立てるという、知育ステーショナリーの側面もある「木の紙スナップ」。A4サイズの木の紙から生まれる躍動感を、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてほしい。
株式会社クレコ・ラボ
住所:東京都港区虎ノ門2-7-16-1103
電話:03-6273-3976
木の紙スナップボタンプロジェクト