注目のデザイン

2013.11.21

2013年グッドデザイン賞を受賞
「Sabae mimikaki」
(鯖江ミミカキ)という耳寄りな話

2013年のグッドデザイン賞を獲得したプロダクトのなかに耳かきを見つけた。カラフルでかわいらしく、しかも使いやすい「sabae mimikaki」(鯖江ミミカキ)である。デザイン性が高く眼鏡のフォルムをした、新しい魅力に満ちた耳かきに注目した。

 

眼鏡のフォルムと製造技術から生まれた

前代未聞の“デザイン耳かき”

 

「耳かき」と言えばもっともポピュラーなのは竹製で、金属のものなどもあるけれど、デザインで評価されるような製品はあまり見かけたことがない。

 

デザイン耳かきが生まれたのは、眼鏡の町として知られる福井県鯖江市。

 

国内における眼鏡の製造分野で90%を越えるシェアを誇る町で、ご存知のとおり、鯖江の眼鏡フレームは日本のみならず国外でも高い評価を受けている。

 

今回、グッドデザイン賞を受賞した「sabae mimikaki」(鯖江ミミカキ)は、眼鏡の加工技術と素材から生まれたプロダクトである。

 

デザインを基軸に企業のCIや産地との協業などの活動を続ける「セメントプロデュースデザイン」がディレクションを行い、鯖江の眼鏡素材加工メーカーとの共同で開発を行った。

 

カラフルでポップなボディは、眼鏡のテンプル(つる)の技術とデザインを応用しているという。素材は、綿花からできた眼鏡用の「セルロースアセテート」で、石油由来のプラスチックにくらべて発色が美しくて艶もあり、肌触りがいい。

 

イタリアのマツケリー社で制作されたセルロースアセテート生地は、わくわくするような透明感のある色合い。眼鏡を思わせるふたつの円がアクセントになった、遊び心あるデザインもかわいらしい。

 

独自の製法で1本1本削り出し、ていねいに磨き上げているので、同じ種類の模様でも雰囲気や表情は1本ずつちがって見える。「1点もの」を所有する喜びも味わえる耳かきなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眼鏡の加工技術と素材から生まれた「sabae mimikaki」(鯖江ミミカキ)。2013年グッドデザイン賞を受賞。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先端のヘッド部分には、丈夫なβチタンというチタン合金を使用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デザイン耳かきが生まれたのは、眼鏡の町として知られる福井県鯖江市。鯖江の眼鏡フレームは国内外で高い評価を受けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボディは、眼鏡のテンプル(つる)の技術とデザインを応用。素材は綿花からできた眼鏡用のセルロースアセテートで、発色が美しくて肌触りがいい。

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