注目のデザイン
「menu」の新作アイテムで
スカンジナビアン・デザインの粋を楽しむ
デンマークのデザインメーカー「menu(メニュー)」から、新作アイテムがリリースされた。「ビアフォーマー」をはじめ、実用性の高さもさることながら、デザインの美しさにも注目したい4つのアイテムを六本木のリビング・モティーフで見つけた。
きめの細かいクリーミーな泡を生み出す「ビアフォーマー」は
シンプルで美しい「北欧の機能美」の傑作
洗練されたデザインと優れた実用性を兼ね備えたテーブルウェアやギフトウェアを数多く世に送り出している「menu(メニュー)」。
1979年に設立されたデンマークのデザインメーカーだが、機能性をデザインに落とし込む手法には、人々の生活に溶け込む北欧らしいデザイン思想が詰まっているのが特徴だ。
たとえば、新作アイテムのひとつ「ビアフォーマー」。泡をきめ細かくクリーミーなビールの泡をつくりだすことができる画期的なアイテムだが、そのデザインはまるで小さなオブジェのように美しい。
使い方もいたって簡単だ。コンテナに少量のビールを入れ、残りのビールはグラスに注ぐ。
泡立て器のついたコパーのフタをコンテナにかぶせて上部のスイッチボタンを押し、約30秒かけてコパーのラインまで泡立てるだけ。きめの細かいクリーミーな泡をグラスのビールにゆっくりと注げば、極上のビールができあがる。
ビールをより美味しく楽しもうという発想は、北欧ならではのアイデアといえるだろう。
同時に発売された「スタッカブルグラス」と上下を入れ替えたようなシンプルなフォルムで、テーブルに並べたときのデザイン的な親和性も高い。機能だけでなく、デザインだけでなく、両方をさりげなく融合させる「menu」のセンスが光るアイテムだ。