注目のデザイン
アンディ・ウォーホルも愛した
アメリカで人気の業務用食器フィエスタ
業務用食器としてダイナーなどで活躍
アメリカの食文化を支えたロングセラー
アメリカの業務用食器のデザインは秀逸だ。ファイアーキングやパイレックス、ヘーゼルアトラス、フェデラル、グラスベイクなど、ミルクガラスのアイテムを中心に日本にも大勢のコレクターがいる。
フィエスタも、アメリカのダイナーやレストランで広く使われてきたテーブルウェアだ。製造元であるアメリカのウェーストバージニア州にあるホーマーラフリン社は、1871年創業という長い歴史を持っている。
1930年代、当時のアートディレクター、フレダリック・ハーテン・リードがデザインを手がけた「フィエスタ」は、またたくまに飲食店に浸透。アンディ・ウォーホルらにもコレクションされるほど人気を集めた。
1973年には製造が中止されたが、1984年にアートディレクターに就任したジョナサン・O・ベカリーがリデザインし、再び注目を集めることになった。
使い勝手がよく飽きのこないデザイン。しかも業務用らしい丈夫さも兼ね備えている。西海岸ブームが再燃しているいま、日常使いのアイテムとしてオススメしたいテーブルウェアなのである。
日本でも、この6月から「212キッチン・ストア」などで手に入れることができるようになった。
マグ、プレート、ボウル、ラメキン。
カラーバリエーションも豊富に展開
フィエスタの最大の特徴は、シンプルで無駄のない合理的なデザイン。柄のない単色のシリーズではあるが、発色のよさと豊富なカラーバリエーション、ミッドセンチュリー・モダンを思わせるフォルムに魅力を感じるファンが増えている。
たっぷりしたマグカップ、サイズの異なるプレート、サラダやスープに適したボウル、オーブン料理にも使えるラメキンと、ラインナップにも幅がある。さすがにフルコースは難しいが、ランチや軽めのディナーなら十分に対応できるだろう。
カラーバリエーションも豊富だ。常時18色、毎年1色ずつ廃盤になって新色が追加される。新色は、現在のアートディレクター、デヴィッド・コンレイがインテリアやファッションのトレンドから受けたインスピレーションを基にして決定しているという。
現在は、ネイビーに近いブルー、明るいイエロー、鮮やかなターコイズ、落ち着いた色合いのレッド、シャイニーなホワイトなどで展開。それぞれの色が単色で美しいばかりでなく、異なる色を組み合わせたときの親和性も高い。
各アイテムを同じ色で揃えて統一感を出すのが王道だが、さまざまな色を組み合わせてテーブルをポップに彩っても食事の時間が楽しくなる。素材感のあるウッドのテーブルやテキスタイルとの相性もいいので、インテリアの一環として取り入れてみては。
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