「menu」の新作アイテムでスカンジナビアン・デザインの粋を楽しむ

注目のデザイン

2014.09.29

「グライディ・ミー・ミラー」。北欧らしいナチュラルさを持ちながら、現代の空間に合ったデザイン。バスルームやベッドルームはもちろん玄関やリビングに置くのもおすすめ。

オークのベースとコパートーンに仕上げられたミラーの「グライディ・ミー・ミラー」。価格：19440円（税込）。デザインはグライディ（右）。

デンマーク王室御用達でもある「menu」

建築家ユニットの参画で新たなステージに突入

設立から35年を迎えた「menu」は、デンマーク王室御用達の高い品質を誇るブランドであり、各国のデザイン・コンペティションでも数多くの受賞歴を持つデザイン性に優れたブランドである。

2013年からデンマークの建築家ユニット「ノーム・アーキテクツ」がデザインマネジメントに参画したことで、「menu」は新たなステージに突入した。

ヨナス・ベール・ポールセンとキャスパー・ロンのふたりが北欧の伝統的なスピリットに新たな世界観を吹き込み、より洗練されたデザインに昇華させたのだ。

グライディ（Gridy）がデザインした「グライディ・ミー・ミラー」も、北欧らしいナチュラルさを持ちながら、現代の空間にもぴったりとはまる。スリットの入った木製のベースに角に丸みを持たせた鏡をセットするシンプルな構造で、縦横どちらでも使える実用性は高い。

さらに注目したいのは、裏面がコパートーンに仕上げたミラーになっている点。表面をセットすれば実用品として使え、裏面をセットすればノスタルジックな雰囲気を醸し出すデザインアイテムになるのだ。バスルームやベッドルームはもちろん玄関やリビングに置くのもおすすめ。

「マーブル・ウォールクロック」は、大理石の文字盤に真鍮の針をコーディネイト。文字盤はなく、大理石の美しいマーブル模様と繊細な針によるミニマルなデザインが秀逸だ。

実用性の高いシンプル・デザインを極めたシェルフ「スティック・システム」、ブラックとクロームの組み合わせが洗練された印象を与える「デキャンティング・ポアラー」や「バキューム・ボトル・ストッパー」など、ワイン周りのアイテムでもデザインの秀作が多い「menu」。この秋、あらためて注目したいスカンジナビアン・デザインである。

個性的なアイテムが揃う六本木のリビング・モティーフで出会ってみてはいかが。