Season's Home Deli
ヘルシー・グリーンリゾット
次に、たっぷりのほうれん草が食べられるちょっと珍しいリゾットをご紹介します。
ほうれん草の束を2袋も使うのですが、お米はたったの100㏄分。
作り方も独特で、ほうれん草をゆでているお鍋の中にお米をぱらぱらとふりいれて
20分煮るだけ。
出来上がりの見ためがとても地味ではありますが、このお料理は生徒さんをはじめ
友人達に好評を得ています。
ほうれん草のほろ苦さをレモンの香りが爽やかに包み込んだシンプルな味は
どんなお料理とも合いやすく、おなかにずしっとこない軽やかさがあります。
ほうれん草のリゾット風
材料(4人分)
ほうれん草…………………………………2袋(500g。茎、葉とも3㎝に刻む)
水……………………………………………300㏄
万能ねぎ……………………………………5本(小口切り)
ディルの葉…………………………………大さじ1(約1/3パック分)
白米…………………………………………100㏄分(洗わずに使用)
レモン………………………………………1個(約140gのしぼり汁約50㏄)
塩・こしょう………………………………少々
オリーブオイル……………………………適宜
作り方
1.深めの鍋を用意し、オリーブオイルを熱して万能ねぎを軽く炒める。
2.1にほうれん草を全量加え、フタをして弱火にし、5分ほど蒸らす。
3.2に水を加え沸騰したら、白米、ディルを入れて塩こしょうをし、木べらでひと混ぜしてから
フタをし、中弱火にかける。
4.時々かき混ぜながら白米が水分を吸いアルデンテになるまで約20分煮る。
(水分が多い場合は途中からフタを取って煮てもよい)
5.塩こしょうで調味し、レモン汁をかけて混ぜ合わせる。
6.食べるまでに少なくとも10分はレモンがなじむまでフタをしておいておく。
POINT
*煮あがってすぐに食べるとレモンの酸味がたちすぎるので、必ず10分はなじませましょう。
*ギリシャではお米もパンと同様によく食卓にのぼります。
このレシピに使うお米は、日本のお米によく似た短粒種のものです。
是非ご家庭にある白米でお試しください。
recipe&cooking
料理研究家/フードコーディネーター
久須美 光子
東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。