Season's Home Deli
リピート必至!
からだ思いのメキシコ料理
季節の変わりめで、なんとなく気分や体調が安定しないこの季節。食欲を刺激し、ビールもすすむメキシカンメニューで、ひと足早い夏気分を味わってみませんか。
今月のメインRecipe: エンチラーダ
蒸し暑い日々が続き、食欲にばらつきがあるこの梅雨の時期になると、
私はいつにも増してスパイスが効いたものや辛いものを欲します。
かといって胃腸の動きが弱りがちな季節でもあるので、今月ご紹介するメキシコ料理は、
ニンニクの使用を少量のみにしてスパイスも優しい感じに仕上げました。
メインのエンチラーダは、野菜の甘みとスパイスが織りなす絶妙なソースを、
チキンを包んだソフトトルティーヤにかけてオーブン焼きにしたものです。
食べる時は、サワークリームやハラペーニョ、グアカモーレやパクチーをぜひご一緒に!
飽きのこないやみつきの美味しさで、またすぐに作りたくなること間違いなしですよ。
作りやすい量としてレシピにしたエンチラーダソースの出来上がりは、基本量2倍の8名分。
冷蔵庫でも4日間は保存できますし、冷凍保存もできますので、
またすぐに作りたくなっても大丈夫です!
他にスターターとしてビールのすすむニンニク不使用のグアカモーレ、
デザートにはココナッツサブレのスコップケーキをご紹介します。
どれも簡単なので、ぜひぜひお試しを!
エンチラーダ
<エンチラーダソース>※1
材料(8人分・出来上がり量約1500cc)※エンチラーダには半分量を使用
トマト缶…………………………………2缶
水…………………………………………2カップ
玉ねぎ(大)……………………………1個(約300g。6個くらいに切る)
赤パプリカ………………………………1個(一口大に切る)
ニンニク…………………………………1片(約8g。切らずにそのまま使用)
コンソメ顆粒(スティック)…………2本(約12g)
クミンパウダー、パプリカパウダー、カイエンヌペッパー…………各小さじ1
塩・こしょう……………………………各適量
作り方
1.大きめの鍋に全ての材料を入れ、中火で一旦沸騰させたら中弱火にし、約30分煮る。
2.野菜類が柔らかくなったら塩・こしょうで味を整え、ミキサーで滑らかになるまで撹拌する。
<鶏むね肉のソテー>※2
材料(4人分)
鶏むね肉(大)…………………………1枚(約360g。観音開きにし、片面ひとつまみずつの塩を両面に塩をまぶす)
オリーブオイル…………………………大さじ3
A:
パプリカパウダー………………………小さじ1
クミンパウダー…………………………小さじ1
メキシコ料理用チリパウダー…………小さじ1/2
作り方
1.塩をした鶏むね肉の両面に、Aのスパイス3種類を片面半量ずつまぶす。
2.フライパンにオリーブオイルを入れ、鶏むね肉をおいてから火をつけて中火で焼く。
3.片面が焼けたら返してもう一方の面も焼く。
4.焼けたらまな板に取り出し、一口大のそぎ切りにする。
<エンチラーダ>
材料 (4人分)
エンチラーダソース ※1………………750cc
鶏むね肉のソテー ※2…………………1枚分
ピザ用チーズ……………………………1カップ
ソフトトルティーヤ……………………4枚
<付け合わせ>
サワークリーム、ハラペーニョ、パクチー、トマト角切り、グアカモーレ(作り方は次のレシピで紹介)………各適量
作り方
1.オーブンは230℃にセットしておく。
2.トルティーヤ1枚の中央に、ソテーしてそぎ切りにした鶏むね肉の1/4量を置きくるっと巻く。
3.残りの3枚も2と同様に作る。
4.深めのオーブン皿にエンチラーダソースをお玉1杯分入れて皿の底全体に広げる。
5.3のトルティーヤの巻き終わりを下にして4に並べる。
6.残りのエンチラーダソースをトルティーヤの周りや上にかけ、トップにピザ用チーズをかける。
7.オーブンで15〜20分ほど、焼き色がつくまで焼く。
プラスワンINFO
*鶏むね肉をソテーする時は、冷たいフライパンにむね肉をおいてから火をつけて焼き始めます。あらかじめフライパンを熱しないことで、徐々に肉に火が通り、肉が縮まずにふっくら&しっとりと焼けます。
*鶏むね肉にまぶすチリパウダーは、メキシコ料理用のものを使いましょう。
通常チリパウダーと呼ばれるものは唐辛子だけをパウダー状にしたものなので、味が全く違います。
*エンチラーダソースは、野菜類を炒めずに最初から煮ることで野菜の甘みが引き出されます。
*ソフトトルティーヤでオススメは「Bueno!」というフラワートルティーヤです。
ホールウィートのブラウンと普通のホワイトのものがあり、どちらも生地がなめらかで大変美味です。麻布十番にある輸入食材スーパーなどで入手できます。