Season's Home Deli

2015.08.05

おもてなしにぴったり
クール&スタイリッシュなサマーフレンチ

連日暑い日が続いていますが皆様お元気でお過ごしですか?

今月は、見た目に涼しいシーフードをメインに疲労回復のビタミンや鉄分といった

栄養バランスも考えた、夏を元気に乗り切るおもてなしメニューをご紹介したいと思います。

 

今月のメインRecipe:シーフードのカルパッチョ 冷たいジュレがけ

 

お好みのお刺身にドレッシングをくぐらせて並べ、冷やし固めたジュレをかけて

楽しむ一品です。

ジュレは時間が経つと溶けてしまいますのでテーブルに出す直前にかけましょう。

お食事を楽しんでいる途中で溶けてしまっても、ソースとして最後まで美味しくいただけますのでご心配なく!

 

お集まりの機会に、ぜひお試しになってみてくださいね!!

 

シーフードのカルパッチョ 冷たいジュレがけ

 

材料(4人分)

白身魚(お好みで)……12切れ(軽く塩をする)

いか(胴の部分)………1パイ(3×4cmに切り格子状に切り込みを入れ、軽く塩をする)

ゆでタコ…………………1本(3mm厚に輪切り)

生ほたて貝柱(大)……4個(3mm厚になるよう横にナイフを入れて3枚にスライス、軽く塩をする)

ミニトマト(赤・黄)…各4個(3mm厚に輪切り)

ゆでた枝豆………………20粒

ディルの葉………………少々

 

<ジュレ>

フュメドポワソン………300cc(顆粒スープ+湯)

粉ゼラチン………………5g

*耐熱性の浅めの容器にフュメドポワソンを入れ、80℃以下にならないうちにゼラチンを振り入れて混ぜて溶かし、粗熱がとれたら冷蔵庫で数時間冷やし固める。

 

<ドレッシング>

グレープシードオイル……50cc

白ワインビネガー…………25cc

*瓶などに入れてよく振って混ぜ合わせる。

 

作り方

1.塩をした魚介類をドレッシングにくぐらせてから皿に並べ、ミニトマト、枝豆、ディルを配す。

2.冷やし固めたジュレをフォークで細かく崩し、ランダムにかける。

 

プラスワンINFO

*フュメドポワソンは、シーフードからとったスープストックのことをいいます。

今回は顆粒状のものを使いました。私のおすすめは塩気が優しく全体にまろやかな味の、マスコットの「ONE(オーネ)」というものです。

 

栄養バランス抜群のおしゃれ肉料理で

元気をチャージ

 

次にご紹介するのは、豚フィレ肉でプルーンを巻いてソテーした一品。

ビタミン豊富な豚肉に鉄分のプルーンは、暑さで消耗した体力の回復に一役買います。

ソースに使用しているバルサミコ酢がさっぱり感を演出し、

栄養バランスだけでなく、味のバランスも良い美味しい仕上がりになりました。

フィレは焼いてからすぐにアルミホイルに包んで休ませることで、肉汁が落ち着き

しっとりします。

脂身のお好きな方は、肩ロースを使っても良いですよ。

 

2

 

豚フィレのプルーン巻きソテー バルサミコソース

 

材料(4人分)

豚フィレ肉………………………………500g(観音開きにし、外側に軽く塩・こしょうする)

ドライプルーン…………………………8個(1個を半分に切る)

にんにく…………………………………1片(約10g。包丁でつぶす)

オリーブオイル…………………………適量

 

<飾り用>

きゅうり…………………………………1本(縦長にスライスしたものを4枚用意)

ゆでトウモロコシ………………………1/2本(一人分2cm×5cmの板状になるように芯から実をはずす)

ミニトマト………………………………2個(半分に切る)

セルフィーユの葉………………………適宜

 

<バルサミコソース>

白ワイン(辛口)……………………………100cc

バルサミコ酢…………………………………大さじ2

はちみつ………………………………………大さじ2

チキンコンソメ(顆粒)……………………ひとつまみ

塩………………………………………………少々

水溶きコーンスターチ………………………適量

 

作り方

1.観音開きした豚の内側に、プルーンをサンドするように隙間なく並べて、タコ糸でしっかり巻く。

2.フタ付きのフライパンを熱してオリーブオイルを入れ、1の全面に焼き色がつくように

方向を変えながら焼く。

3.全面に焼き色がついたら、にんにくを加えてフタをし、中弱火で15分ほど蒸し焼きにする。

4.3.にナイフを軽く刺して透明な汁が出たら火を止め、すぐにアルミホイルに包んで、食べるまで休ませる。

5.4のフライパンの焼き汁を濾す。

(ペーパータオルを濡らして固くしぼってザルに広げてのせ、ボウルでうけるように漉す。

ペーパーに残った脂とにんにくは捨てる。)

6.小鍋に白ワイン、バルサミコ酢、はちみつを入れて中火にかけ、沸騰したら5の焼き汁を加えて弱火にし、コンソメと塩で少々濃いめに調味、最後に水溶きコーンスターチでとろみをつける。

7.飾りは、スライスしたきゅうりを丸めてピックで固定し、トウモロコシとミニトマトを中に入れて仕上げる。

8.休ませておいた4のタコ糸をはずしてカットし、ソースを敷いた皿に並べる。

9.皿の中央に7の飾りを置く。

 

プラスワンINFO

*ソースのとろみ加減はお好みで。今回は濃く硬めにしてみましたが、もっとサラッとした仕上げにしてお肉の上からかけても美味しいです。

 

冷凍フルーツがアクセントの

デザート風ドリンク

 

最後にご紹介するのは、カンパリソーダと白ワインのサマーバージョン。

凍らせたフルーツを氷がわりにすると冷たさがキープでき、見た目も可愛くなります。

 

3

 

材料(4人分)

ピンクグレープフルーツ…………………………1個

(皮と繊維を除いて果肉のみをジッパー付きのビニール袋に入れ、一晩冷凍する)

ぶどう………………………………………………1/2房

(房から実をはずし、ジッパー付きのビニール袋に入れて一晩冷凍する)

レモンスライス……………………………………4枚

(レモンのふちから中央まで一箇所切り込みを入れる)

カンパリ……………………………………………30ml×4

ソーダ………………………………………………100ml×4

白ワイン……………………………………………150ml×4

 

作り方

<カンパリソーダ>

1.グラスにカンパリとソーダを入れて軽く混ぜ、冷凍グレープフルーツを適宜入れ、

グラスのふちにレモンを刺す。

 

<白ワイン>

1.冷やした白ワインをグラスに注ぎ、冷凍したぶどうを適宜入れる。

 

プラスワンINFO

* サングリアを作るときも、フルーツを冷凍してから加えると美味しいですよ。

 

 

              (文・ 久須美光子 写真・松永直子)

 

recipe&cooking

料理研究家/フードコーディネーター

久須美 光子

 

東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。

 

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