Season's Home Deli

2015.01.07

仲間や家族とシェアして楽しむ
スペイン風パーティメニュー

2015年、新しい年のスタートにご紹介するのは、スペイン風のつまみを中心にしたバル風パーティレシピ。大皿に盛って、シェアして食べるスタイルにすれば準備も簡単、みんなでわいわい楽しみながら新年の報告会を!

 

1月のRECIPE: スペイン料理のおつまみ

 

このページをご覧くださる皆様方へ

本年も美味しいレシピをご紹介していきたいと思いますので

どうぞよろしくお願いいたします♪

 

今年1年が皆様にとって健やかで素晴らしい年となりますよう

お祈り申し上げます。

 

2015年明けて1月のレシピは、カジュアルな雰囲気のおつまみスペイン料理を

提案させていただきます。

 

材料をカットしておけば、お客様にカヴァのカクテルと生ハムやオリーブを召し上がっていただいている間にさっと調理して仕上げられるものばかりです。

 

お友達やご家族とプチパーティ気分で是非お楽しみになってくださいね。

 

menu_1

わかさぎのフリット

 

旬をむかえたわかさぎは、揚げて薄く塩をふっただけで

とても美味しいおつまみになります。

身がキラキラと輝いていておなかがぷっくりして太ったものを

選ぶと良いですよ。

レモンをきゅっと絞って、アツアツをお召し上がりくださいね!

 

2

 

材料(4~5人分)

わかさぎ…………………30本(下処理は不要。余分な水分をペーパーでふきとる)

強力粉……………………1/2カップ

オリーブオイル…………1/2カップ

塩…………………………適宜

レモン……………………適宜

 

作り方

1.フライパンにオリーブオイルを熱し、熱している間に

わかさぎをビニール袋に入れて強力粉を加えてまぶす。

2.余分な粉をはたきながら、1のフライパンに入れて中弱火で揚げる。

3.仕上げは少し強火にして、カリっとさせる。

4.揚げたらボウルに入れて塩をふり、ボウルを揺らして全体に塩をまぶす(菜箸は身が崩れるため使わないこと)。

5.皿にレモンと共に盛りつける。

 

プラスワンINFO

*わかさぎに粉をまぶすのは、揚げる直前にしましょう。

時間が経つと粉がボテっとついてしまい美味しくありません。

*強力粉がない場合は薄力粉でも代用できますが、強力粉の方が

よりカリっと仕上がります。

 

menu_2

砂肝のピリ辛トマト煮

 

砂肝のコリコリした食感が楽しい煮込み。

レシピの辛さでは物足りない方は、仕上げに

カイエンヌペッパーをかけると良いですね。

赤唐辛子はじんわりとした辛味が広がりますが、

カイエンヌペッパーは直接舌にピリっと感じる鋭さがあります。

お好みで調節してみてくださいね。

このトマト煮は、バケットだけでなく、

ソーダブレッドのような重ためのパンにも良く合いますよ。

 

3

 

材料(4人分)

砂肝…………………………………180g(中央の白い固い部分を除き、5㎜厚さに切る)

玉ねぎ(小)………………………1個(約150g。繊維に沿って薄切り)

トマト缶……………………………1缶

ベイリーフ…………………………1枚

赤唐辛子……………………………1本(半分にちぎって種を出す)

にんにく……………………………1片(すりおろす)

ドライタイム………………………小さじ1/2

オリーブオイル……………………適宜

塩・こしょう………………………適宜

 

〈飾り用〉

イタリアンパセリ…………………適宜(粗いみじん切りにする)

 

作り方

1.フタ付きの浅い鍋またはフライパンを用意し、オリーブオイルとにんにくを入れてから

火をつけ、弱火で香りを出す。

2.1に赤唐辛子とベイリーフを加え、砂肝を加えて中弱火で炒める。

3.肉の表面の色が変わったら、玉ねぎを加えて透明になるまで炒める。

4.3にタイム、トマトを加えて、トマトを木べらでつぶしながら15分くらい煮る。

5.塩、こしょうで調味して仕上げる。

6.皿に盛り付けたらイタリアンパセリをふる。

 

プラスワンINFO

*この料理は冷凍が可能です。

 

menu_3

チョリソーとひよこ豆の炒め煮 バケット添え

 

これはどなたにも喜ばれる1品。

シェリービネガーの酸味と豆の甘味が絶妙です。

材料を炒めてドレッシングに絡めるだけの手軽さですが

立派なおつまみになりますよ。

チョリソーは是非生のものを使ってくださいね。

生だからこその美味しさが味わえます。

 

4

 

材料(4人分)

赤玉ねぎ…………………………………………………1個(250g。みじん切り)

生チョリソーソーセージ………………………………200g(5㎜厚さに切る)

ひよこ豆の水煮…………………………………………11/2カップ(約150g)

イタリアンパセリ(粗みじんにしたもの)…………適宜

オリーブオイル…………………………………………適宜

 

<ドレッシング>

シェリービネガー………………………………………1/2カップ

エクストラバージンオリーブオイル…………………大さじ3

塩 ・こしょう……………………………………………適宜

 

バケット…………………………………………………適宜

 

作り方

1.ボウルにエクストラバージンオリーブオイル以外のドレッシングの材料を

すべていれて良く混ぜ、最後にオイルを加えて仕上げる。

2.フライパンを熱し、オリーブオイルで玉ねぎが透明になるまで中弱火で炒め、

チョリソーを加えて完全に火を通す。

3.2にひよこ豆を加えて5分ほど炒めたら、1のドレッシングに加えて混ぜる。

4.10分ほど味をなじませたらイタリアンパセリを加え、塩こしょうで味を調える。

 

プラスワンINFO

*玉ねぎは普通のものでも代用できますが、赤玉ねぎの方が炒めても食感が残りやすく

美味しいです。

*ひよこ豆は缶詰の水煮でも良いですが、できれば乾燥豆からゆでたものを使うと

各段に美味しくなります。冷凍した煮豆を使う場合は、3の行程でひよこ豆が温まるまで

7,8分炒めると良いでしょう。

→参考記事 スパイスが隠し味のヘルシーベジタリアン(2014.5)

https://archive.sumau.com/page_category/parent_life/seasons-home-deli-page_category/11730.html

 

menu_4

バレンシアンサラダ

 

見た目が鮮やかで可愛らしいサラダです。

スペインならではのオレンジをドレッシングにも使って、

フルーティながらもオリーブの塩気とアボカドの濃厚さ、

ミントの清涼感が楽しめる一品となりました。

スペインでは有名なハード系のチーズ、

マンチェゴチーズのスライスを加えても美味しいですよ。

 

5

 

材料(5〜6人分)

オレンジ………4個(皮を厚くむき、実だけを取り出し一口大に切る)

トマト大………1個(横半分に切り、種を除いてから一口大に切る)

アボカド………1個(皮と種を除き一口大に切る。あればレモン汁をかけて変色を防ぐ)

赤玉ねぎ………1/3個(繊維に沿って薄切り)

黒オリーブ……15粒

マンチェゴチーズの薄切り……適宜(お好みで)

 

<オレンジミントドレッシング>

オレンジの絞り汁…………………………………大さじ2

赤ワインビネガー…………………………………大さじ2

エクストラバージンオリーブオイル…………………大さじ2

フレッシュミント…………………………………大さじ1(みじん切り)

 

作り方

1.ボウルにエクストラバージンオリーブオイル以外のドレッシングの材料をすべて入れて良く混ぜ、最後にオイルを加えて仕上げる。

2.大きめのボウルを用意し、オレンジ、トマト、アボカド、赤玉ねぎ、黒オリーブを入れて食べる直前に1のドレッシングをかけて和える。

 

プラスワンINFO

*それぞれカットしたサラダの材料は、ドレッシングで和えるまで冷蔵庫でよく冷やしておきましょう。

 

menu_5

カヴァのシャーベットカクテル2種

 

カヴァはスペインのスパークリングワインです。

そのまま飲んでももちろん美味しいですが、今回は少しスイートに

シャーベットを加えてカクテル風にしてみました。

お料理を用意している間に、お客様にご自分で作ってもらって

楽しんでいただいてはいかがでしょうか?

 

6

 

材料

カヴァ…………………………………………………1本

レモンシャーベット…………………………………1人分小さじ2

オレンジシャーベット………………………………1人分小さじ2

 

作り方

1.シャーベット2種は冷凍庫からあらかじめ出して室温でやわらかめにしておく。

2.シャンパングラスにシャーベットを入れてカヴァをグラスの半量注ぎ、良く混ぜてから

残り半量を注ぐ。

(文・ 久須美光子 写真・松永直子)

             

recipe&cooking

料理研究家/フードコーディネーター

久須美 光子

東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。

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