Season's Home Deli
旬の美味満載メニューで
新年のおもてなしを
2016年、新しい年の始まり。新年第一回目となる今回は、旬のシーフードを使った料理2品といちごたっぷりのグラスデザートをご紹介します。
このページをご覧くださる皆様方へ
今年1年が皆様にとって健やかで素晴らしい年となりますよう
お祈り申し上げます。
これは作ってみたい、美味しそう! と思っていただけるレシピを
ご紹介できるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします!
年明け最初にご紹介させていただくのは、冬に美味しいシーフードを主にした旬レシピです。
メインはタラの白子をソテーにしてポトフと合わせたカラダの温まる一品。
前菜には蟹のレシピのバリエーションとして増やしていただきたい、どなたにも喜ばれるディップ、
そしてデザートはいちごとバナナ、ミューズリーアイスクリームのパルフェです。
新年のお集まりに、ぜひお試しになってみてくださいね!
今月のメインRecipe: 冬野菜のポトフ 白子ソテーアーモンドバターソース
このポトフは食べるとホッとするような優しい味わいのお料理にしたくて考えたレシピ。
根菜を中心にあっさりと仕上げ、淡白な白子はシンプルにソテーし、
アーモンドを加えた溶かしバターを少量かけることでコクを出してみました。
肉類を入れずにベーコンのスライスを一切れだけ使い、スモーキーな香りだけを
スープに移すことで全体をあっさりと仕上げたのがポイント。
白子と根菜のおりなす妙を楽しんでください。
冬野菜のポトフ 白子ソテーアーモンドバターソース
材料(4人分)
白子………………………………200g
(崩れないように4つに切り分け、焼く直前に塩こしょう、強力粉をまぶす)
強力粉(薄力粉でも可)………大さじ5〜
コンソメスープ…………………600cc
じゃがいも(中)………………2個(縦に半分)
にんじん(中)…………………1本(1人分3×5cmになるように切る)
玉ねぎ(中)……………………1個(4つにくし切り)
れんこん(大)…………………2cm(1cm幅に輪切りし、半分に切る)
アスパラガス……………………4本(ゆでて氷水にとって色止めしておく)
ベーコンスライス………………1枚
ベイリーフ………………………1枚
<アーモンドバター>
スライスアーモンド……………1/4カップ強(トースターで軽く色づく程度に焼く)
バター……………………………大さじ4
塩・こしょう……………………各適量
グレープシードオイル…………少々
<飾り用>
セルフィーユ……………………少々
作り方
1.鍋にコンソメとベイリーフ、れんこん、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ベーコンを入れ、中弱火で野菜に火が通るまで15〜20分ほど煮る。
2.1のスープからベーコンを取り出し、塩・こしょうで調味する。
3.フライパンにグレープシードオイルを熱し、中火で白子をソテーする。
4.3の白子の全面に焼き色がつき、ぷりっとした弾力が出てきたら皿に取り出して冷めないようにおく。
5.小鍋にバターとアーモンドを入れ、焦げないように注意しながら中弱火で約3分、バターが溶けるまで火をいれる。
6.アスパラガスを2に入れて温めておく。
7.皿に根菜とアスパラガス、スープ、白子のソテーの順で盛付け、最後にアーモンドバターソースをかけてセルフィーユを飾る。
プラスワンINFO
*白子にまぶす粉は強力粉にするとカリっとした仕上がりになります。
*ゆでたアスパラガスをスープにいれて長く火にかけると色が変わってしまいます。
盛り付けの準備に入る頃を見計らってスープにいれましょう。
自家製マヨネーズが決め手の
蟹ディップはおつまみの万能選手
次にご紹介するのは、蟹のディップです。
手作りマヨネーズにゆでた蟹のほぐし身と蟹みそをまぜるだけの簡単なもの。
ガーリックバターを塗ったバケットに合うだけでなく、和食の際はそのままおつまみとして、
また、美味しい海苔に巻いて食べても絶品です。
ワインはもちろん日本酒や焼酎にもバッチリですので、ぜひお試しください!
蟹のディップ
材料(4~6人分)
蟹みそ………………………………………100g(大さじ6強)
蟹ほぐし身…………………………………70g(ずわい、毛ガニなどお好みの蟹で)
<マヨネーズ>
卵黄…………………………………………1個
グレープシードオイル……………………大さじ3
塩 砂糖……………………………………各ひとつまみ
<ガーリックバター>
バター………………………………………30g
にんにくすりおろし………………………5g (小さなボウルに合わせておく)
バケット
〈飾り用〉
イタリアンパセリの葉のみじん切り……少々
セルフィーユ………………………………少々
作り方
1.中くらいのボウルを用意し、卵黄をホイッパーでよく撹拌し、オイルを6~8回にわけて少量ずつ
加えながら分離しないように都度撹拌する。
2.1に蟹みそ、塩と砂糖を加えてよくまぜてから調味する。
3.2に蟹のほぐし身を加えてゴムベラでよく混ぜ合わせ、器に盛付ける。
4.バケットのスライスにガーリックバターを塗ってトーストし、イタリアンパセリの葉をふる。
プラスワンINFO
*2で調味する時は、蟹みそと蟹のほぐし身の塩分を確かめてからにしましょう。
*マヨネーズを作る時は、香りの強いエクストラバージンオリーブオイルよりも
香りが少なくて軽い口当たりに仕上がるグレープシードオイルが適しています。
旬の完熟いちごを
たっぷり使った爽やかパルフェ
最後にご紹介するのは、華やかなパルフェ(パフェ)です。
あらかじめアイスクリームにミューズリーを加えて冷凍しておけば、
当日はフルーツをカットして盛付けるだけの簡単デザート。
このデザートのために生クリームをホイップするのはちょっと面倒……という方には
ボトル入りの生クリームがオススメです。
スプレーのようにノズルを押すとホイップされたクリームが出てくるので、とてもラクですよ。
輸入食材のチェーン店で売られていますので見つけてみてください。
いちごとバナナのミューズリーアイスクリームパルフェ
材料(4人分)
バニラアイスクリーム………………………………………………250g
(室温で柔らかくし、ラム酒とミューズリーをまぜてから再び冷凍する)
ドライフルーツ入りミューズリー…………………………………1/2カップ弱
ラム酒…………………………………………………………………小さじ1
いちご…………………………………………………………………10粒(3mm厚さに切る)
バナナ…………………………………………………………………1本
(3mm厚さに切ってレモン汁大さじ1・分量外をかけて色止めしておく)
生クリームホイップ…………………………………………………適宜
〈飾り用〉
スティックタイプのクッキー(チョコレート入り)……………4本
ミント…………………………………………………………………少々
作り方
1.お好みのグラスにフルーツを断面が見えるようにはりつけ、生クリームとアイスクリームを
自由に重ねていく。
2.クッキーとミントを添える。
(文・ 久須美光子 写真・松永直子)
recipe&cooking
料理研究家/フードコーディネーター
久須美 光子
東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。