Season's Home Deli

2013.06.05

じめじめ気分を吹き飛ばす
さっぱりすっきりギリシャ料理

食卓に並ぶ手作り料理は、みんなの笑顔のミナモト。

そんなハッピーを呼ぶ口福レシピを提案してくれるのは、

地中海料理をメインとして、世界各国の料理に精通する久須美光子さん。

季節のイベントやシーンにぴったりの、スタイリッシュ&オリジナリティ溢れるレシピで、

カラダと心においしいエナジーチャージを!

 

Text by Mitsuko KUSUMI

Photograph by Naoko MATSUNAGA

 

 

6月のmain RECIPE :

ミント入りミートボール ウゾの香り

 

東京も梅雨入りし、湿気の多い季節となってきましたね。

なんとなくカラダが重たいような、ダルいようなこの時期は

食欲もやる気も減退気味になりがちですね。

 

今月は、じめじめとした気分がすっきりとする、

ミントやレモン、ヨーグルトを使った爽やかなギリシャ料理を

ご紹介いたします。

 

さっぱりと食べられる味付けなので、食欲のないときにもぴったり。

調理法も簡単で、用意する材料が少ないのがポイントです。

シンプルなだけに見ためのゴージャスさはありませんが、

素材の組み合わせの面白さやアクセントのある味付けが、

食卓での会話まで、華やかにしてくれることでしょう。

 

蒸し暑かった長い一日の終わりに、樽香の少ないきりりとした白ワインと合わせて、

爽やかな時間をお楽しみいただけたらと思います。

 

最初にご紹介するのは、ギリシャ風のミートボール。

ギリシャでは、いろいろなバージョンのミートボールがありますが、

今回は、ウゾというお酒を使ったもの。

ウゾは、アニス系の香りのするリキュールで、ロックや水割りで日常的に

良く飲まれるギリシャのお酒です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このウゾを少量、ミートボールの焼き上がりに振り掛け、火を入れてフランベして仕上げます。

 

 

アニスの香りに食欲が刺激されますよ。

 

そのまま食べても美味しいですが、次にご紹介するザジキというヨーグルトベースの

ディップソースをかけて食べるのがオススメです。

 

 

ミント入りミートボール ウゾの香り

 

材料(4~6人分 約30個)

ひき肉……………………………………500g(今回は牛ロース肉300g豚小間肉200gをひき肉にして使用)

生パン粉…………………………………150㏄分(水大さじ2、ウゾ大さじ1でふやかす)

玉ねぎ……………………………………1個(約250g。みじん切り)

卵…………………………………………1個

ドライミント……………………………大さじ1

赤ワインビネガー………………………小さじ1

塩・こしょう……………………………少々

強力粉……………………………………100㏄分~

オリーブオイル…………………………適宜

ウゾ………………………………………50㏄

飾り用レタス、トマト、レモン………適宜

 

作り方

1.大きめのボウルまたはフードプロセッサーに、ひき肉、水気を軽く絞った生パン粉、玉ねぎ、卵、ドライミント、赤ワインビネガー、塩こしょうを入れてよく練り、小さなボール状に丸める。

2.フライパンにオリーブオイルを熱し、強力粉をはたいたミートボールを焼く。

3.ウゾをかけてから強火にし、フランベしてアルコールを飛ばしたら火を止める。

4.千切りにしたレタスの上に盛り付け、ダイス状に切ったトマトを散らす。

5.お好みでザジキ(次項で紹介)をかけたり、レモンを絞る。

 

POINT

*ドライミントを加える時は、両手でこすり合わせるようにすると香りがよく出ます。

*ひき肉は、牛、豚、ラムなど1種類だけでも美味しいです。お好みでどうぞ。

 

 

 

 

 

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