Season's Home Deli

2013.11.06

温かい料理が恋しくなる季節に
心まで温かくなるほっこりディナーを

食卓に並ぶ手作り料理は、みんなの笑顔のミナモト。

そんなハッピーを呼ぶ口福レシピを提案してくれるのは、

地中海料理をメインとして、世界各国の料理に精通する久須美光子さん。

季節のイベントやシーンにぴったりの、スタイリッシュ&オリジナリティ溢れるレシピで、

カラダと心においしいエナジーチャージを!

 

Text by Mitsuko KUSUMI

Photograph by Naoko MATSUNAGA

 

11月のmain RECIPE : 白身魚と帆立のソテー マデラ酒クリーム

 

気温が下がっていよいよ冬の訪れが感じられる季節となりました。

皆様お風邪などひかれていませんか?

 

冬っぽくなってくると私はあっさりしたものよりもこってりしたお料理が

食べたくなります♪

 

今月はクリームベースのお魚料理をメインに、カマンベールチーズとからすみを使い、とても手軽にできるほっこり温かいスターターと、季節感のある栗を使ったデザートをご紹介したいと思います。

 

まずは、マデラ酒を使ったクリームソースが決め手のひと皿から。

マデラ酒は香りが独特でソースに加えると大変美味なお酒。

鶏肉のソテーなどの香りづけにも美味しいのでぜひ手に入れてお試しになってみてください。

 

白身魚と帆立のソテー マデラ酒クリーム

 

白身魚…………………………………………4切れ(皮をひき、両面に軽く塩・こしょうする)

帆立貝柱(刺身用)…………………………4個

ぶなしめじ……………………………………1パック(バラバラにする)

生クリーム……………………………………150㏄

マデラ酒………………………………………50㏄

ブランデー(フランベ用)…………………少々

バター…………………………………………大さじ1+大さじ2

薄力粉…………………………………………大さじ3

塩・こしょう…………………………………適宜

オリーブオイル………………………………大さじ1

 

ローズペッパー(飾り用)…………………適宜

セルフィユの葉(飾り用)…………………適宜

 

作り方

1.  グリル用フライパンを熱し、白身魚の皮目側を下にして中火で焼く。

2.1の下面に焦げ目がついたら裏返し、フタをして火が通るまで中弱火でじっくり焼く。

3.2を皿に取り出したら、帆立も同様に両面焼いて取り出し、ななめ半分にそぎ切りしておく。

4.別のフライパンにオリーブオイルを熱し、バター大さじ1を加えて、ぶなしめじを炒める。

5.4に軽く塩・こしょうしたら強火にし、ブランデーを加えて火をいれ、フランベする。

6.フランベしたらすぐにマデラ酒を加え、約30秒強火で煮立ててから弱火にする。

7.6に生クリームを加えて、分離しないように弱火で2分くらい煮る。

8.6に仕上げのバター大さじ2を加え、塩・こしょうで調味する。

9.皿に8のソースを少しかけて白身魚を配し、ぶなしめじとクリームをかけ、上に帆立をのせる。

10.ローズペッパーとセルフィユを飾る。

 

POINT

*刺身用の帆立貝柱は完全に火を通さず、中心を半生状態に仕上げるとしっとりしておいしいです。

*白身魚はお好みのものでOK。真鯛など、脂のあまりのっていないさっぱりしたものがおすすめです。

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