注目のデザイン
B&O PLAYのスピーカーで「音楽を持ち運ぶ」
デザイン性と機能性を両立させた
デジタル世代向けの新ブランド「B&O PLAY」
音楽メディアの主流は、いまや完全にデジタルになっている。据え置き型のオーディオシステムではなく、iPodやiPhoneで手軽に音楽を楽しむ時代なのである。
「B&O PLAY」は、いつでも、どこでも、ハイクォリティな音で音楽を聴きたい、というニーズに応えるべく誕生したブランドだ。母体は、デザイン性に優れたハイエンドのオーディオ/ビジュアル製品を展開するBang & Olufsen。最高の音響&映像技術や素材、洗練されたデザインなどBang & OlufsenのDNAを継承しつつ、テレビ、スピーカー、イヤフォンなどの製品をリリースしていくという。
その第一弾として登場したのが、APPLE AirPlayに対応したポータブルスピーカー「Beolit 12」だ。幅23.0×高さ18.8×奥行き13.3cmというコンパクトなボディで、重さもわずか2.8kgと軽量だ。
スピーカーのファブリックの外側をアルミニウムスピーカーグリルでぐるりと囲ったボディには、120WのデジタルクラスDパワーアンプと2インチツイーター×2、4インチウーファー×1、さらに充電式のバッテリーが内蔵されている。Beolit 12があれば、時も場所も選ばずiPodやiPhone、PCなどから、音楽を再生することができるのである。
どこにでも持ち運べるのだから、
どんな場所にも馴染むシンプルなデザインに……
Beolit 12をデザインしたのは、デンマーク人の女性デザイナー、セシリエ・マンツさん。家具や照明、生活雑貨のデザインで活躍してきた彼女にとって、はじめて手がける技術製品のデザインだった。
セシリエさんは、「便利」、「堅牢」、「カジュアル」というキーワードを基に、最高のサウンドパフォーマンスとファッション的な要素を取り入れたデザインを両立させた。
「デザインを考える出発点になったのは、優れたサウンドを再生しながら持ち運びができるという、製品自体が持つコンセプトです。部品を最小限に抑えながら、できるだけシンプルでわかりやすいものにするにはどうしたらいいかを考えるなかで、従来のドック型ではないデザインを採用しようというアイデアが浮かびました」