Season's Home Deli
手づくりピザを主役にして
にぎやかなサマーランチパーティを
食卓に並ぶ手作り料理は、みんなの笑顔のミナモト。
そんなハッピーを呼ぶ口福レシピを提案してくれるのは、
地中海料理をメインとして、世界各国の料理に精通する久須美光子さん。
季節のイベントやシーンにぴったりの、スタイリッシュ&オリジナリティ溢れるレシピで、
カラダと心においしいエナジーチャージを!
Text by Mitsuko KUSUMI
Photograph by Naoko MATSUNAGA
8月のmain RECIPE :石窯焼き風手作りピザ
夏真っ盛り、いかがお過ごしですか?
今月は、パスタの原料となるセモリナ粉の入った生地のピザをメインに、
ランチパーティにぴったりなお料理をご紹介いたします。
このピザは、ガス火の魚焼きグリルで焼いて仕上げます。
オーブンより高温なため短時間ででき、直火ならではの香ばしさが味わえて大変美味です♪
夏休みでおうちにいらっしゃるお子様にトッピングのお手伝いをしてもらうのも
いいですね。
自由な発想で彩った美味しいものを作りあげる楽しさは、今後の食生活に良い影響を
与える経験となることでしょう。
是非お試しになってみてくださいね!!
ピザ
材料
<ピザ生地>直径 約20cm×4枚分
強力粉……………………………………250g
セモリナ粉………………………………50g
ドライイースト…………………………小さじ2(ぬるま湯50㏄にふやかしておく)
塩…………………………………………小さじ1
湯(40℃)……………………………1カップ~
<シンプルピザソース>出来上がり量300㏄
トマト缶…………………………………1缶(ザルでこしておく)
にんにく…………………………………1片10g(薄くスライス)
塩…………………………………………ひとつまみ
オリーブオイル…………………………大さじ2~3
<トッピング>量はお好みで
生ハム、ベーコン、サラミ、ルッコラ、バジル、マッシュルーム、玉ねぎ、ミニトマトなど…………適宜
モッツアレラチーズ、ピザ用チーズ……………………………………………………………………………適宜
作り方
<ピザ生地>
1.フードプロセッサーに強力粉とセモリナ粉、ドライイーストを入れて10秒ほどまわす。
2.塩を1に加え、軽くまわしてから、お湯を100㏄ほど入れて撹拌する。
3.徐々にお湯を足しながら、生地に水分がゆきわたり、少々やわらかめになるまで撹拌する(夏の湿度の高いときは1カップで十分ですが、乾燥している季節はプラス50㏄くらいまでになることもあります)。
4.生地がまとまったら、強力粉をはたいたまな板にとりだす。
5.10回くらい生地をまな板にたたきつけ、イーストを刺激しながらこねる。
6.表面がざらざらからつるつるになってきたらひとつに丸め、オリーブオイルを薄く塗った大きめのボウルに入れる(オリーブオイルは生地がふくらんだ時にくっつかない様にボウルの縁まで塗っておくこと)。
7.6のボウルにラップをし、オーブンの発酵機能40℃で30分、または室温で1時間~1時間半くらい、見た目で生地が2倍にふくらむまで発酵させる。
8.ラップをとって生地を5本指で何度か軽くタッピングしてガスを抜き、包丁で4分割する。
9.ひとつずつ丸めて、表面が乾かないようにラップをふわっと軽くのせ10分ほどおく。
10.魚焼きグリルに水をはり、5~10分熱しておく。
11.9の生地をグリルの大きさにあわせて丸く伸ばし、アルミホイルの上にのせて3分くらい焼く。
12.11の生地を裏返してピザソース大さじ2~3を塗り、お好みの具材とチーズをのせて5分程度焦げ目がつくくらい焼く。
POINT
*このレシピの生地の仕上がりは、もっちり&かりっとした食感です。強力粉とセモリナ粉の配分で食感が変わってきます。
強力粉だけだと、パンピザのようにもっちりと重たくなります。
セモリナ粉を入れることでカリっとするので、セモリナ粉の配分を増やしていくと
カリカリのクリスピータイプに近づいていきます。
*この生地は冷凍保存が可能です。
11の工程を済ませてからラップに包んで保存し、食べるときに完全に解凍してから
具材をのせて仕上げます。
*今回のレシピ工程は魚焼きグリルが片面グリルで水をはるタイプです。
両面の場合は生地をのばしたあと片面を焼かずに具材をのせて仕上げていきましょう。
* 写真は、ピザソースとチーズだけで焼き上げて、生ハムとルッコラを飾ったサラダ風ピザです。
ルッコラは味付けせず、洗ってざく切りにしたものをのせています。
<シンプルピザソース>
1.小鍋にオリーブオイルとにんにくを入れてから火をつけ、にんにくからよい香りがするまで中弱火で炒める。
2.裏ごししたトマトを一気に加え、塩をいれて煮詰めていく。
3.見た目で2/3量、サラサラな状態から少しとろみがつくくらいまで煮る。
POINT
*お好みで、赤唐辛子やドライのオレガノ、フレッシュなバジルの葉を入れてもOKです。