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2018.01.15

インテリアの達人6人が選ぶ「とっておき」
『てみやげ展 3』が1月31日まで開催中

新年に友人やお世話になっている方にインテリアグッズの贈りものはいかが? 東京・六本木のインテリアショップ「リビング・モティーフ」で、『てみやげ展 3』が開催中。スタイリストやショップオーナー、クラフトバイヤーが選ぶ「日々の暮らしを豊かにしてくれる」アイテムとは?

 

 

老舗ライフスタイルショップが提案する
「消えもの」ではない手土産

 

友人宅でのホームパーティーやお世話になった方へのご挨拶の際、欠かせない手土産。スイーツやフルーツ、気の利いたお惣菜や佃煮、お酒など、フードやドリンクを選ぶことが多いのではないだろうか。

 

あとに残らない「消えものギフト」はたしかに無難ではあるが、インパクトには欠ける。長く愛用してもらえたり、便利だったり、日々の暮らしを豊かにしてくれるインテリアアイテムをおすすめしたい。

 

30年以上にわたって、インテリア雑貨、ステーショナリー、キッチンツール、ファニチャー、リネン、書籍などデザイン&インテリアに関するさまざまなものを提案し続けてきたリビング・モティーフでは、1月31日(水)まで企画展『てみやげ展 3』を開催中だ。

 

アイテムを選ぶキュレーターは、インテリア業界で活躍する6名の達人たち。それぞれのテーマに沿ってセレクトしたアイテムは、個性とデザイン性が際立つものばかり。

 

 

アイテムを選ぶキュレーターは、インテリア業界で活躍中の6名。スタイリストの岩崎牧子さん、フラワーショップ「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」を主宰する壱岐ゆかりさん、本企画参加者で唯一の男性、インテリアスタイリストの川合将人さん、インテリアスタイリストの長山智美さん、クラフトバイヤーの日野明子さん、スタイリストの田中美和子さん。

 

インテリアの達人たちが、それぞれのテーマに沿ってセレクトしたアイテムは、個性とデザイン性が際立つものばかり。ずらりと並んだ秀品を見ているうちに、「あの人にはこれ、あの人にはこっちかな……」と、いろんな人の顔が浮かんでくるにちがいない。

 

 

スタイリストの岩崎牧子さんのテーマは「おいしい朝食」
(左)杉の丸盆とシンプルな銅のフレームが美しいSゝゝ [es]のアフタヌーンティースタンドセット。4万2410円(税込)
(右)牛乳パックのままヨーグルトをつくれるVitantonioのヨーグルトメーカー。

 

フラワーショップを主宰する壱岐ゆかりさんのテーマは「自然を感じる暮らし」
(左)鉱石を手作業で削り真鍮の短いバーに備えたPOSTALCOのネジ式キーホルダー。1万4040円・1万5120円(税込)
(右)フランスでマルシェでの買い物に使われているコットン100%のFILTのネットバッグ。1620円(税込)

 

 

朝食。自然。住まい。くつろぎ。日本。遊び心

6人のインテリアの達人がテーマに沿ってセレクト

 

『てみやげ展 3』では、6人の選者がそれぞれのテーマに沿ってアイテムを選んでいる。いったいどんなアイテムが並んでいるのか。一部をご紹介しよう。

 

スタイリストの岩崎牧子さんのテーマは、「おいしい朝食」。牛乳パックのままヨーグルトをつくれるVitantonioのヨーグルトメーカーや、frescoの表情豊かな手吹きガラスの「kasumi ボウル」、杉の丸盆とシンプルな銅のフレームが美しいSゝゝ [es]のアフタヌーンティースタンドセットなど、朝食の食卓を豊かにするアイテムで、1日のスタートに彩りを添える。

 

フラワーショップ「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」を主宰する壱岐ゆかりさんは「自然を感じる暮らし」。PERFECT PORTIONの天然アロマのマスク用スプレー、フランスでマルシェでの買い物に使われているコットン100%のFILTのネットバッグ、鉱石を手作業で削り真鍮の短いバーに備えたPOSTALCOのネジ式キーホルダーなど、自然の豊かな恵みを身近に感じられる品々を選んだ。

 

インテリアスタイリストの川合将人さんのテーマは「住まいを整える」
(左)ドナ・ウィルソンが手がけたウィットに富んだデザインのラムズウールコーム(毛玉とり)。1490円(税込)
(右)ハンドル付きで持ち運びにも便利なVitraのツールボックス。1万1880円(税込)

 

インテリアスタイリストの長山智美さんのテーマは「眠る前のくつろぎ時間」
(左)イタリアのルームフレグランスブランド、LABORATORIO OLFATTIVOのディフューザー。9612円(税込)
(右)ドナ・ウィルソンのデザインでカシミヤの素材感が心地よい「サボテンのキキ」のぬいぐるみ。1万1340円(税込)

 

 

本企画参加者で唯一の男性、インテリアスタイリストの川合将人さんは「住まいを整える」をテーマに、ドナ・ウィルソンが手がけたウィットに富んだパッケージデザインも秀逸なラムズウールコーム(毛玉とり)、かんたんな日曜大工のための工具がセットになったラウムゲシュタルトのスターターキット、ハンドル付きで持ち運びにも便利なVitraのツールボックスなどをセレクト。

 

「眠る前のくつろぎ時間」をテーマに、インテリアスタイリストの長山智美さんが選んだのは、イタリアのルームフレグランスブランド、LABORATORIO OLFATTIVOのディフューザー、ちょっぴりシュールなデザインでカシミヤの素材感が心地よい「サボテンのキキ」のぬいぐるみなど。ペーパー・アーティストのヘレン・フリエルの飛び出す絵本「Midnight Creatures」は、灯りを消して懐中電灯の光を当てることでさまざまな生き物が投影される。

 

 

クラフトバイヤーの日野明子さんのテーマは「日本を知る」
(左)ビーズやスパンコールなどを使ったFil D’araigneeの刺繍のピンバッジ。
(右)硬いサクラ材に鋭い竹の刃を備えた最強鬼おろし。竹の刃は一定方向ではなく、ムラなく摺れるように様々な方向を向いているという気遣い。

 

 

スタイリストの田中美和子さんのテーマは「かしこく、おもしろく」
(左)ハンガーと洗濯ばさみが一体になったストリッヒプントの「ハンガー ペグ」。カードなども飾れる。324円(税込)
(右)HUTZLERが製造する使いかけたニンニクのための保存容器「ガーリックセーバー」。864円(税込)

 

「スタジオ木瓜」を主宰するクラフトバイヤーの日野明子さんは、「日本を知る」アイテムをチョイス。鋳物の町、富山県高岡市のFUTAGAMIの鍋敷きや栓抜き、ビーズやスパンコールなどを使ったFil D’araigneeの刺繍のピンバッジ、硬質なサクラ材に鋭い竹の刃を備えた最強鬼おろしなど、日本の手仕事が感じられるアイテムが並ぶ。

 

スタイリストの田中美和子さんのテーマは、「かしこく、おもしろく」。HUTZLERが製造する使いかけのニンニクのための保存容器「ガーリックセーバー」、イタリアのDANESEから40年以上前に発売された“紙くずを迎えるように少しだけ斜めになった円筒形”のダストボックスなど。ハンガーと洗濯ばさみが一体になったストリッヒプントの「ハンガー ペグ」は、実用品を吊り下げるにもカードなどを飾るにも使える。

 

大切な人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、暮らしを豊かにしてくれる逸品を選んでみて。

 

(取材・文/久保加緒里)

 

 

 

リビング・モティーフ

住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビルB1F, 1F, 2F

電話:03-3587-2784

営業時間:11:00~19:00

無休

http://www.livingmotif.com/

※「てみやげ展 3」は、1月31日まで開催中

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