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街並みが魅力の仲町台&港北ニュータウン
話題のドラマや映画のロケ地を巡る
横浜市都筑区の仲町台をはじめとする港北ニュータウンエリアの街並みは、テレビドラマや映画にたびたび登場します。近年は、人気のアニメや漫画などの作品で物語の舞台やモデルとなった場所に足を運ぶことが「聖地巡礼」などと呼ばれ話題を呼んでいますが、ドラマや映画に登場した仲町台周辺のロケ地巡りはいかがですか?
多くのドラマ・映画のロケ地で知られる
横浜市営地下鉄沿線
港北ニュータウンのなかでも、落ち着いていておしゃれな雰囲気が人気の仲町台。きれいに整備された街並みや公園、駅などは、テレビドラマや映画のロケでたびたび使われることでも有名です。印象的なシーンが撮影された場所に、実際に行ってみたくなることってありませんか? 今回は仲町台をはじめセンター北やセンター南周辺など、横浜市営地下鉄沿線で話題のドラマや映画のロケ地となった場所をいくつかご紹介します。
ドラマ『リバース』
横浜市営地下鉄仲町台駅
仲町台駅は港北ニュータウン計画で1993年に開業した比較的新しい駅。駅前は広場になっていて、車両の進入を遮断した歩行者にやさしい歩道が設けられているのが特徴です。そのためかテレビドラマのロケによく使われる駅の一つになっています。
最近では湊かなえさん原作の『リバース』で藤原竜也さん演じる主人公と、友人役の三浦貴大さんとのやりとりのシーンで使われたのが仲町台駅でした。『リバース』は都筑区で多くのロケが行われたのだとか。ほかには『流星ワゴン』や『14才の母』、『リアル・クローズ』など、様々なドラマのロケで仲町台駅が使われています。
ドラマ『ようこそ、わが家へ』
センター南駅前のバス停および歩道橋
池井戸潤さん原作の小説をドラマ化した『ようこそ、わが家へ』で、嵐の相葉雅紀さん演じる主人公がバスに乗っていたバス停が、横浜市営地下鉄センター南駅でした。杏さん主演のドラマ『名前をなくした女神』でもこちらのバス停が登場。
センター南駅東側の歩道橋。こちらも『ようこそ、わが家へ』で、相葉雅紀さん演じる主人公とタウン誌記者役の沢尻エリカさんとのシーンなど、同ドラマ内のいくつかの場面で登場しました。
ドラマ『できちゃった結婚』
「アニヴェルセルヒルズ横浜」
センター南駅より徒歩1分(横浜市都筑区茅ヶ崎中央4-1)。独立型のチャペルと全天候型のガーデンを有する結婚式場「アニヴェルセルヒルズ横浜(旧パルティーレ横浜ウエディングビレッジ)。
『ブラザー☆ビート』『ホタルノヒカリ2』『白夜行』『できちゃった結婚』『スタアの恋』などなど、こちらも映画やテレビのロケ地として人気の場所です。周辺の遊歩道や街路樹などもきちんと整備され、どことなく海外のような雰囲気が漂っています。
ドラマ『プライド』
「港北TOKYU S.C.」(旧港北東急百貨店)
センター南駅からすぐのショッピングモール(横浜市都筑区茅ヶ崎中央5-1)。ドラマ『元カレ』の中で、堂本剛さん演じる主人公が勤務するデパートとして登場していたのが「港北TOKYU S.C.」でした。そのほか『プライド』『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』などでも使われていました。
ドラマ『1リットルの涙』
センター南駅・桜山歩道橋
センター南駅から徒歩5分ほどの場所にある、市役所通りにまたがる桜山歩道橋。『ダメな私に恋してください』の中で、主演の深田恭子と三浦翔平が歩いているシーンで使われていました。そのほか『1リットルの涙』など、いくつかのドラマでロケ地として登場しています。
この歩道橋、一見するとなんの変哲もない歩道橋のようですが、夜間にここからセンター北方面を望むと、街灯の並びがちょうどトトロのシルエットのように浮かび上がるんです! そのため地元では「トトロ通り」と呼ばれ、この夜景を見た人は幸せになれるというジンクスまであるのだとか(?)。
映画『俺俺』
巨大ゴリラ像「都筑まもる君」
センター北駅から徒歩約5分。「歴史博物館脇」という交差点(横浜市歴史博物館前)に建つこのゴリラ像は、KAT-TUNの亀梨和也さん主演の映画『俺俺』にたびたび登場しました。本来は交通安全のマスコットで、以前行われたテレビ番組のアンケートでは99%の住民が「必要」と答えたほど、都筑区民にとってなくてはならない存在のようです!
ドラマ『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』
センター北シンボル広場
センター北駅前の広場。こちらはドラマ『シェアハウスの恋人』や『赤い糸』『カバチタレ!』、ドラマ『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』など、そのほかたくさんのドラマや映画に登場しています。広く大きな階段に座ってモザイクモールの大観覧車や周辺の商業施設の夜景を眺める人も多く、住民の憩いの場になっているようです。
ドラマ『家族ゲーム』
横浜市営地下鉄中川駅
駅前広場の遊歩道にかかるトラス構造の屋根がシンボリックな中川駅もまた、『リバース』や『家族ゲーム』『サキ』『Oh My Dad!!』『ブラザー☆ビート』ほか、多くのドラマの撮影に使われています。確かに絵になりそうな空間です。
こうしてみると、仲町台周辺は本当に多くのドラマや映画の舞台になっているんですね。それだけ景観的に魅力のある街ということなのでしょう。なかには複数回登場したことのある定番のロケ地も多く、見覚えがあるという方も多いかもしれません。運がよければ、ロケ現場に遭遇できるかもしれませんね!
(取材・文/開 洋美、写真・川野結李歌)