Season's Home Deli

2012.07.18

サマーパーティの主役に
レモンとオリーブ薫る魚料理を

食卓に並ぶ手作り料理は、みんなの笑顔のミナモト。そんなハッピーを呼ぶ口福レシピを提案してくれるのは、地中海料理をメインとして、世界各国の料理に精通する久須美光子さん。季節のイベントやシーンにぴったりの、スタイリッシュ&オリジナリティ溢れるレシピで、カラダと心においしいエナジーチャージを!

 

Text by Mitsuko KUSUMI

Photographs by Naoko MATSUNAGA

 

 

7月のRECIPE :

Perfect summer lunch party♬

すずきのグレモラータのせオーブン焼き レモンオイル添え

 

 

今月は、夏が旬の白身魚、すずきを使った爽やかなイタリア料理をご紹介します。

 

レモンとグリーンオリーブの涼やかなフレーバーは、陽射しの強い夏のランチパーティにぴったりのテイスト。きりっと冷えた白ワインを用意して、お友達をお招きしましょう!!

 

グレモラータとは、レモンやグリーンオリーブ、にんにく、イタリアンパセリなど、「これぞイタリア!」的材料をあわせた古典的なペーストのこと。

 

今回はそのペーストを白身魚にのせていますが、牛、豚、鶏肉、また、軽くゆでた野菜にのせて焼くのもおすすめ。

 

私のグレモラータは、骨太なオリーブの塩気とにんにくの刺激を多めのレモンとイタリアンパセリの香りで後味軽やかに仕上げているので、バゲットやワインをついつい進ませてしまう、ちょっと危険なレシピです(笑)

 

作り方は簡単! 是非お試しになってみてくださいね。

 

 

材料(4人分)

すずき切り身………………………………4切れ

塩・こしょう………………………………各適宜

強力粉………………………………………大さじ2~

オリーブオイル……………………………少々

 

<グレモラータ>

グリーンオリーブ…………………………170g(250㏄分。種をとる)

イタリアンパセリ(葉のみ)……………10g(1カップ)

にんにく……………………………………1片(5g)

生パン粉……………………………………大さじ4

レモン2個分………………………………小さじ1(皮をすりおろすor細かく刻む)

エクストラバージンオリーブオイル……小さじ2

塩・こしょう………………………………各適量

 

<レモンオイル>

エクストラバージンオリーブオイル……大さじ2

レモン………………………………………2個分(小さじ1。皮をすりおろすor細かく刻む)

イタリアンパセリ葉のみ…………………小さじ1(みじんぎり)

 

<じゃがいもとカリフラワーの付け合わせ>

じゃがいも(メークイン)………………2個(約400g。ゆでてつぶす)

カリフラワー………………………………1/2個(約200g。ゆでてフードプロセッサーで撹拌する)

塩……………………………………………適量

 

 

作り方

1.オーブンは200℃に温めておく。

2.グレモラータの材料のうち、レモンの皮と生パン粉以外をフードプロセッサーに入れて撹拌する。

3.2に、レモンの皮と生パン粉、エクストラバージンオリーブオイルを混ぜ入れてペースト状にし、塩・こしょうで調味する。

4.レモンオイルは、小さな器にすべての材料を入れ、混ぜ合わせる。

5.ボウルにじゃがいもとカリフラワーを入れて塩で調味し、付け合わせを用意する。

6.すずきは、焼く直前に両面にごく軽く、塩・こしょうし、強力粉をまぶす。

7.熱したフライパンにオリーブオイルをひき、すずきを両面焼く。

8.8分通り火が通ったところで、皮面を下にして耐熱皿に移し、身面にグレモラータをのせる。

9.オーブンで約10分ほど焼く。

10.皿の中央に5.の付け合わせを置き、その上に8.のすずきをのせる。

11.周りにレモンオイルをスプンでたらし、あればトマトの角切り(分量外)を飾る。

 

このお料理は、レモンオイルを魚全体にかけてもおいしくいただけます。

ちなみにレモンの皮は、果実部分だけをおろすこと。果皮の白い部分までおろすと苦くなるからです。刻むときも同様、白い部分は使わないよう、気をつけてください。

 

また、オリーブは種つきのものを選びましょう。種を除くのは面倒ですが、種抜きのものよりも身が引き締まっていて美味です。

魚は、すずきのほか、いさきや鯛などでもおいしくいただけます。

 

さて、次に、アレンジ例として、2つのレシピをご紹介します。

3品一緒にお客様にお出ししても、味に変化があるため、リメイクだとは気付かれないかもしれません!

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